格安なのに高性能! ZTEの「Blade V580」は超お買い得!

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SIMフリースマホは “格安スマホ”とも呼ばれ、大手キャリアの端末よりも安いのは当たり前。売れ筋は、2〜3万円台のモデルです。されど、大画面のフルHDを搭載したハイスペックモデルとなると、3万円を切るのは難しく、例えば、Blade V580と同等のスペックを備えたファーウェイ製の「HUAWEI GR5」というモデルは3万4800円(税抜)です。

 

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それでも「安い!」と絶賛され、好調な売れ行きを示しています。ZTEのBlade V580は、このHUAWEI GR5に真っ向から勝負を挑むモデルと言ってもいいでしょう。

安いからといって、端末の作りがチープということはありません。いち早く実機に触れてきましたが、背面パネルにはアルミニム合金を使っていて、ザラリとしたマットな触感。「ブラスト加工」というそうで、最近の流行りで、指紋が付きにくいことも利点。

約8.6mmという薄さですが、カメラのレンズの出っ張りも気にならず、上品で万人受けする端末という印象を受けました。レンズ部にZTEのブランドカラーである青い縁がデザインされていますが、これは、好き嫌いが分かれるかもしれませんね。

 

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1300万画素の背面カメラは、笑顔検出、パノラマ撮影、被写体にピントを合わせ続けて連写する「モーショントラッキング」など、必要十分な撮影機能を搭載。フロントカメラは500万画素なので、セルフィーも高画質で楽しめます。

3000mAhの大容量バッテリーを搭載し、約600時間の連続待受、約30時間の連続通話を実現していることもセールスポイントとしています。

安さの理由があるとしたら、チップセット。64ビット・1.3GHzのオクタコアCPUを搭載していますが、ハイエンドモデルでの採用が多いクアルコム製のSnapdragonではなく、台湾のメディアテック製のものを使っています。

とは言え、近年、メディアテック製のチップセットを採用するメーカーは増えており、その評価も高まっています。実際に、ウェブを見たり、カメラを起動してみたりしましたが、サクサクと操作できました。動作性は安心していいと思いますよ。

メモリ(RAM)は2GBで、ストレージは16GBと、ミドルクラスの仕様。ですが、microSDに対応しているので、写真や動画をたくさん撮る人も心配無用です。

3月17日にメディア向けに開催された説明会では、ZTEジャパンの代表取締役社長・李明氏が登壇し、ZTEのグローバルでの実績をアピール(昨年は、世界市場に5600万台ものスマホを出荷したそうです)。日本でも、今後は、自社ブランドのSIMフリー端末の販売に強化し、「今年はトップ3に入りたい」と目標を語りました。

 

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同時に、2015年12月に発売した5インチHDディスプレイの「Blade V6」を、2万6800円(税抜)から1万9800円(税抜)に値下げすることも発表されました(3月18日から)。

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こちらも格安、いや“爆安”と言ってもいい価格設定です。ZTE、どうやら本気です。安さを重視する人には、見逃せないメーカーになりそうですよ!

 

(取材・文/村元正剛

muramoto

むらもとまさかた/ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

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