クラウドファンディングをリードする「Makuake」とは?

クラウドファンディングの具体例

――Makuakeを利用する人(実行者)の個人と企業の割合はどうでしょう。どういった方が利用されていますか?

makuake

https://www.makuake.com/project/meatkeep/ 「店舗」をプロジェクト化することも。写真は国内クラウドファンディング飲食ジャンルで最高額の記録となる「熟成肉レストラン」の成功例

 

中山:実際に進んでいるものはメーカーが多いですが、数でいうと個人の実行者の方は大勢います。最近では、「店舗」のカテゴリが人気ですね。従来は店舗をオープンした後にWebや雑誌に掲載してもらう形でプロモーションし、お客さんを呼び込む手法が多かった。なので大体2、3カ月はお客さんがいなくて苦しい時期が続くという状況でした。

しかし、Makuakeを利用することによって、ロイヤルカスタマーになってくれそうな顧客を何百人と獲得できる。お店は実際にオープンしてからじゃないと売り上げは入ってきませんが、先にお金出してくれた人に“会員権”や“食事券”を渡すことによって、キャッシュが先に入ってくる。

お客さんも何百人と抱え込んでからになるので、安定したスタートを切りやすいんです。これはモノ系の新商品とは違うクラウドファンディングの活用方法として注目しています。

 

――他に人気や注目のジャンルはありますか?

中山:日本も海外も、最初に「音楽」「映画」はかなり使われるジャンルなので、同じように盛り上がります。数は少ないけど、もっと盛り上がると面白いと感じているのが「アニメ」ですね。日本の強みですし、世界一クオリティの高い国なので。

片渕須直監督による『この世界の片隅に』。原作・こうの史代のアニメ映画化をプロジェクト化し、「36,224,000円」という巨額の出資を集めた。

片渕須直監督による『この世界の片隅に』。原作・こうの史代のアニメ映画化をプロジェクト化し、「36,224,000円」という映画ジャンルでは国内最高記録となる巨額の支援を集めた

 

中山:話を持ちかけたのは僕ですが、この『世界の片隅に』は三田村が担当したプロジェクトでした。次期、宮崎駿監督と期待される片渕須直監督によるアニメーション映画です。

――映画の内容や制作に関しても実行者と話し合いをされるんですか?

中山:アニメはさすがになかったですね(笑)。プロダクトの場合、こちらから言うことはかなりあります。ファッションに関しても同じです。担当キュレーターが基本的には責任を持って進めます。タイトルや写真からキッチリ入って、サイトの見せ方を組ませていただきます。

三田村さんが担当した「水を弾くパーカー」

キュレーター三田村さんが担当した「水を弾くコットン素材のパーカー」

 

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