ロードスターの真実・マツダ 中山 雅(1)目指したのは、ただ“美味しい”と感じられるデザイン

去る9月4日は、マツダ「ロードスター」のファンにとって思い出深い日。2014年のこの日、現行のND型ロードスターが世界中のファンに向け、真っ先にお披露目されたからだ。

あれから2年。そして、日本での正式発売から1年以上が経った今も、ロードスターの勢いは止まらない。販売台数は、先代のNC型ソフトトップ仕様のそれをすでに超え、今春には2016年の『ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー』と『ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー』をダブル受賞するという快挙も果たした。

そして今秋には、新しいバリエーションとして、ハードトップを備えたファストバッククーペ「ロードスター RF」の発表も控える。ここではそんなNDロードスターの魅力と真価を、デザインの側面から再評価する。

話をうかがったのは、NDロードスターのチーフデザイナーを務め、去る7月より同車の開発主査を兼務することになったマツダの中山 雅さん。今回はその第1弾。


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