オシャレな空清に加湿器、便利ガジェットも!最新家電レポ5選【2017年10月後編】

■コンパクトで機能はシンプルだけどパワフルな空気清浄機

安蔵:スウェーデンの空気清浄機専業メーカー、ブルーエアから、コンパクトでパワフルかつ比較的リーズナブルな「Blue Pure 411」(直販価格1万8000円)が登場しました。Blueシリーズはセンサーなどを搭載していないシンプルなエントリーモデル的位置付けですが、直径約20cm、高さ約42.5cmのコンパクトなボディーながら約22平米(約13畳)の広さまで対応しています。

▲ブルーエアのコンパクトな空気清浄機「Blue Pure 411」

奈津子:私自身も「Blueair Sense+(センスプラス)」をここ1年ほど愛用しています。スチール製のしっかりしたボディーと、パンチングメタルの形状も含めたシャープなフォルムなど、洗練された北欧デザインの特徴が強く出ていると感じます。Sense+もコンパクトながら強力なパワーがあって、花粉の時期などには本当に助かっています。

安蔵:Sense+は別売の空質センサー「Blueair Aware」との連携によって自動運転させることが可能ですし、その後に発売した「Blueair Classic」シリーズは空質センサーとスマホ連携機能を内蔵した「スマート空気清浄機」になりました。Blueシリーズはそういったインテリジェントな機能は一切搭載していませんが、シンプルかつコンパクトでスタイリッシュなデザインと、カバーを替えることでカラーリングも一新できるコンセプトが魅力です。

奈津子:フィルターはブルーエア独自の「HEPA Silentテクノロジー」を採用したもので、カラーバリエーションの3色はアジアの家庭にマッチするように考えたとのことです。私は赤が可愛いと思いました。

▲骨組みにフィルターをはめ込み、その上にカバーをかぶせてからファン部分を載せる仕組みになっている

▲カバーをかぶせているところ

安蔵:カバーは1000円くらいで買えるそうなので、気分によって“衣替え”するのも楽しそうですね。

奈津子:持ってみると本当に軽いので、小さな子供やペットがいる家でも、これなら安心して置けそうです。

▲「持ってみましたが、驚くほど軽いです!」

安蔵:落下したときや、倒れてきたときに下敷きになるような事故のリスクが少ないですからね。

奈津子:でも発表会で聞いたのですが、日本の空気の質は180カ国の中で104位と、かなり低い方だそうですね。

安蔵:それには驚きました。高度経済成長期に比べて公害は減ったと思いますが、都会に人口が密集しているのも関係あるのかもしれません。

奈津子:日本は世界第3位の空気清浄機市場なのですが、約50%の人が3万円以下の製品を使用しているという調査結果もあるそうです。そこで開発されたのが「Blue Pure 411」なんだとか。

安蔵:最近は空気清浄機単体ではなくて「加湿空気清浄機」が主流になってきていて、大型化・高価格化が進んでいるように思いますが、こういうシンプルで低価格なモデルは消費者にとってうれしいところです。

奈津子:フィルターの交換目安は6カ月で、このモデルのフィルターは1つ約3000円とのことです。ということは1年で約6000円ですね。

安蔵:国内メーカーは「フィルター10年交換不要」というモデルも多いですが、そのためには「プレフィルター」に掃除機をかけたり、手間をかける必要があります。ブルーエアは半年に1回の交換ですが、手間をかけたり手を汚したりする心配が少ないということで信頼しているユーザーも多いようですね。

奈津子:確かに維持費は安くはないですけど、これで「クオリティ・オブ・ライフ」が向上するのなら、悪くないコストなのかもしれませんね。そもそも「空気清浄機のフィルターは交換するもの」という認識が世間的にはまだ浸透していない感じがしますが、ブルーエアやダイソンなどの認知が上がることで浸透していくかもしれません。

【次ページ】煙突デザインと“注ぐだけ”の給水スタイルが魅力の加湿器

この記事のタイトルとURLをコピーする