仕事もエンタメもこれ1台で!第7世代新型iPadはコスパ最高!【秋の新製品NEXTヒット】

■最新OSで劇的変化ビフォーアフター!

iPad向けのOSは今季から「iPadOS 13」という独立したブランディングで提供されている。iOS 13と共通する機能もある一方で、iPadならではのユーザビリティを実現するものは多い。バージョンアップで実現する便利さを、改めてその概要を紹介しよう。

■「Safari」でダウンロードマネージャーが使えるように

WWDC19で予告されていた「iPadOS 13」の正式版が9月25日にリリースされた。前のページで紹介した10.2インチiPadでも同OSが標準搭載されており、数々の新機能を利用可能だ。同バージョンへのアップデートの対象には、2014年に発売の「iPad Air2」や2015年発売の「iPad mini 4」なども含まれるように、多くの機種で恩恵を受けられる。 

「iPadOS 13」の新機能としては、画面が暗い色味で統一される「ダークモード」など、iOSと共通するものもある。一方、アプリウィンドウを複数表示する「Slide Over(スライドオーバー)」や「Split View(スプリットビュー)」などiPadならではのものも目立つ。特に「ファイル」がカラム表示に対応したり、「Safari」でダウンロードマネージャーが使えるようになったりと、よりPCライクな運用を意識させているのは明白だ。

Macのような操作感は期待できず、Appleも推奨していないものの、マウスで操作が行えるようになったことも興味深い。また、「macOS Catalina」の機能である「Sidecar」を使えば、iPadをサブモニターとして使える。

従来からサードパーティ製アプリを活用すれば可能だったが、標準機能で簡単に連携できるようになるのは歓迎したい。MacBookを持つ人にとっても、iPadを携帯するメリットが高まったと言えるだろう。

■最新OSでここが変わった!

(1)トップ画面にウィジェット追加できる

ホーム画面に配置できるアプリアイコンの数は、横6つ×縦5つに増加。従来は隙間が目立った大画面モデルでの違和感が減った。また、左端にはウィジェットを表示できるようになり、必要な情報に素早くアクセス可能に。

(2)「ダークモード」に対応

iOSと同様、黒を基調にした画面になる「ダークモード」を選択できる。同モードを有効にすると、就寝時や航空機内など、周囲の光量が少ない場所でも余白やウィンドウのフレームなどが白く輝かず、眩しくない。

(3)Slide Overで作業性アップ

縦に細長いウィンドウで、対応アプリを表示できるSlide Over機能が進化。従来は1つのアプリしか表示できなかったが、新OSでは複数表示に対応した。Slide Over下部のバーを右スワイプすることで素早く切り替えられる。

(4)テキスト編集機能が向上

3本指操作によって、テキスト編集を容易に行えるように。例えば、ピンチインが「コピー」、3ピンチアウトして「ペースト」、左スワイプが「取り消し」に相当。また、カーソル操作や、テキスト選択も行いやすくなった。

(5)同じアプリをふたつ開けるようになった

画面上にふたつのアプリを分割して開ける「Split View」機能が進化。同じアプリを左右に配置できるようになった。例えば「メール」を2ウィンドウ起動すれば、左で受信メールを確認しながら、右で新規メールを編集できる。

(6) Apple Pencilのパレットが自由自在に

Apple Pencilで描く際の筆先や色を選択できるパレットのUIが変わった。形状が長細くなり、画面上の4辺に自由に配置可能に。また、4隅に配置すればパレットは円形に最小化されるため、描画作業の邪魔になりづらい。

(7)マウスをペアリングして操作可能に

「設定」>「アクセシビリティ」>「タッチ」>「AssistiveTouch」>「ポインティングデバイス」から、Bluetoothマウスを登録すれば、カーソルをマウスでコントロールできるように。ただし、PCの操作感とは異なる。

(8)ファイルを階層で表示可

「ファイル」アプリがカラムビューに対応したことで階層構造を把握しやすくなった。同アプリ「ブラウズ」タブから、ファイルが表示されるエリアを下にスワイプし、右上に表示されるアイコンでカラムビューを選べばよい。

(9)ダウンロードマネージャーが使える

「Safari」にダウンロードマネージャーが追加された。Webサイトからファイルをダウンロードしたときに、ダウンロードの進行具合が確認できたり、タップすることで「ファイル」アプリに切り替わるようになった。

(10)外部ストレージに対応

従来、iPadではSDカードのような外部ストレージを接続すると写真の取り込み操作しか行えなかった。しかし、新OSでは「ファイル」アプリと外部ストレージが連携。USBメモリーやHDDなどへの出力も行えるように。

>> 秋の新製品NEXTヒット

本記事の内容はGoodsPress11月号48-41ページに掲載されています

 


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(取材・文/井上晃)

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