結局、iPhoneは何が便利になるの? iOS10、5つの進化ポイント

4.人工知能が高度な入力補助から電話番号の調査までしてくれる

QuickTypeキーボードでは、予測変換の精度が向上。ディープラーニングによって状況や場面を考慮し、入力されている文章から次の単語を予想してくれます。

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また写真アプリでは、画像認識機能が搭載され、写っている人物や背景などでアルバムを作ってくれるなど、便利になる機能が盛り込まれます。

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電話の機能としては、留守番電話の内容をテキストに書き起こしてくれる機能(日本語版での実装は不明)や、電話帳に登録されてない番号から電話がかかってきた場合、発信者情報を検索してセールスなどのスパムかどうかを判断してくれるなど、iPhoneがより一層生活のサポートをしてくれることが期待できます。

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留守電のテキスト化。日本語版にもぜひ導入してほしい!

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知らない電話番号からかかってきたら、どこからの電話か調べてくれる


5.いよいよSiriが活躍するように

今までは、タイマーやアラームなど限定的にしか使っていなかった人も多いであろうSiriですが、他のメッセージアプリやナビゲーションアプリなどサードパーティ製アプリでも音声入力や検索などができるようになります。秋にリリース予定と発表されたPC向けの「macOS Sierra」でもSiriが使えるようになり、いよいよ音声による操作が当たり前の世の中になりそうです。

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個人情報の流出については心配なし

今回の発表では、人工知能によるディープラーニングなど、利用者の日常の行動や使用する言葉など、利用履歴を学習する事でより便利な機能を提供しています。

その場合心配になるのはプライバシーなど自分の情報がどれだけ参照されるのかという点。今回実装されたディープラーニングにおいてAppleは、差分プライバシー(Differential Privacy)と呼ばれる手法を採用しています。これは「個人を特定する情報を除外して、ディープラーニングに必要な情報を集める」ということで、ユーザが安心して使える環境を用意すると宣言しています。

FBIが犯罪捜査のためにiOSのセキュリティ解除を要求した件は記憶に新しいですが、Appleは開示請求を拒否していますし、iMessageでは、通信のやり取りは暗号化され、中身を見る事ができるのは発信者と受信者だけとしています。このようなAppleのユーザプライバシーに対する姿勢は評価したいですね。

(文/戸津弘貴)

とつひろたか/テクニカルライター、防災ジャーナリスト

日本最古参のiPod、iPhone関連情報サイトの二つのうちの一つであるiPhoneなどのガジェット情報サイト「iPod Style」を運営。大手CATVインターネットプロバイダー、アップルコンピュータのテクニカルサポートを経てIT企業のマーケティング職を歴任。現在は会社役員とフリーランスのライター、ジャーナリストとして活動。iPod Styleを運営する傍ら、「日常の中で防災を考える」をコンセプトにした防災系情報サイト「防災スタイル」もてがける。

 

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