「モノ語り」満載のタフネス腕時計11本【趣味と遊びのタフネスGEAR】

【趣味と遊びのタフネスGEAR】

腕時計はいちばん身近な精密機械。キャンプやアウトドアスポーツなどタフなシーンで使うなら、壊れる心配なく安心して使えるのはもちろん、気分を盛り上げてくれるストーリー、特別な歴史や機能があるものを選びたい。さあ腕元からタフな世界へ!

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タフな腕時計といえば、まず「アブソリュート(究極の)タフネス」を追求したカシオの「G–SHOCK」が頭に浮かぶ。

しかし時計の歴史を振り返ってみると、タフウォッチの起源は20世紀半ば、第2次世界大戦中前後に各国の軍隊に納入されたミリタリーウォッチにさかのぼる。これは各国の軍隊が時計を装備品として購入する際、時計メーカーに「この基準は絶対に満たすように」と定めた「ミルスペック(軍用規格)」に従って作られた時計のことだ。

とはいえ現代の普通の時計の精度、防水性、耐震性、耐衝撃性、耐磁性は当時のミリタリーウォッチよりはるかに上。だから今の軍隊は、支給品以外の時計も自由に着けられる場合が多いのだ。

そこで、元祖タフウォッチともいえるミルスペックウォッチの歴史、デザインを継承していたり特別な機能を備えていたりする最新のお薦めタフウォッチを、ダイビングウォッチ、フィールドウォッチ、パイロットウォッチの3ジャンルからご紹介。

タフなのはもちろん、ひと目で「あのブランドの時計だ」とわかる、普通のスポーツウォッチにはない特別なデザインやテイスト、物語を備えているから「持つ喜び」は格別だ。

 

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