ロボット掃除機の可能性を示した2in1モデル「ルンバ コンボ j7+」【GoodsPress AWARD 2022】

【GoodsPress AWARD 2022】

機能、デザインはもちろん、革新性、コストパフォーマンスなど、さまざまなアプローチで我々を刺激したアイテムを表彰する年末恒例「GoodsPress AWARD」。各ジャンルの識者が厳選した“2022年の顔”をぜひチェック。

新モデルとなる「ルンバ コンボ j7+」は、掃除機がけ&床拭きができるロボット掃除機。2in1ロボット掃除機が増える中で、アイロボットらしさがふんだんに盛り込まれた次世代のロボット掃除機だ。重労働な拭き掃除をおまかせして、サラサラの床をキープしよう。

※2022年12月6日発売「GoodsPress」1・2月合併号36-37ページの記事をもとに構成しています

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ここ数年で勢いを増しているロボット掃除機。その中でも特に注目されているのは「掃除機がけ」と「水拭き」の両方ができるモデルだ。アイロボットは「ルンバ コンボ j7+を発売。特徴は、床面に合わせて本体が「変形」すること。フローリングにラグを敷いている場合でも、モップを天面までリフトアップし、濡らさないように掃除を続ける。家電プロレビュアーの石井さんは「期待以上」と話す。

「兼用といっても、例えば毛足の長いラグがあると、濡れているモップをこすりつけてラグが汚れてしまう製品があります。床全体をキレイにすることは難しかったのですが、これならモップが天面に持ち上がるので、床に合わせて吸引だけということも可能。安心してまかせられます」

コードやペットの排泄物も正確に認識できる。長年培ってきたAIによる自動認識は賢く、回避する能力が高い。

「障害物を避けるロボット掃除機は他にもありますが、ルンバは家具や障害物までかなり近付き、キワまで掃除できます」

掃除するルートは無駄がなく、複数の部屋でもマップを作って正確に掃除をするので、取りこぼしがほぼない。拭き掃除まで手早く済ませたい人にぴったりの製品といえるだろう。

なお、モップパッドは洗濯して繰り返し使える。取り外しは本体をひっくり返して行うタイプが多い中、同製品はモップが天面にあるので、本体を裏返さずにサッと交換できる。お手入れについてもよく考えられており、使い勝手がよい。

「スペック上ではわかりにくいかもしれませんが、使ってみるとあらゆる面で優秀であることを実感できます」

家電プロレビュアー 石井和美さん
ライター、コメンテーター。家電をレビューするための「家電ラボ」を開設。小物家電から冷蔵庫、洗濯機などの大型家電までテストを行っており、WEBや雑誌、テレビなどで情報を発信している

 

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