今春は通信プラン見直しの好機! 何が変わった?どれを選べばいい?

スマホの料金が高いーー。明細を見るたびに、折を見て固定費を見直そうとは思いますよね。でも、なかなか億劫で重い腰が上がらない。その気持ち、よくわかります。

しかし、今春は従来よりもぐっと割安な選択肢が続々と登場してきました。スマートフォンの通信プランの料金を見直すには、絶好の機会だと言えるでしょう。また、複雑怪奇だった料金体系そのものもシンプルに変わったので、しっかり理解しながら通信料金を見直せるチャンスでもあります。特に、5G向けプランの料金が、基本的に4G向けのそれと変わらなくなったのはうれしいポイントですね。

そこで、この春、通信プランは何が変わるのか、そしてどんな選択をすればよいのかについてあらためてチェックしていきたいと思います。

 

■何が変わるの通信プラン?

今春の通信プランにおけるトレンドとして、押さえておきたい動きは3つ。

 

①通信量無制限

まずは、MNO(自社で回線設備を保有する通信事業者のこと)のメインブランドーーすなわちNTTドコモauソフトバンクで提供される主力料金プランが、通信量無制限になったことです。そして、割引を適用する前の値段も、従来より割安になったことも見逃せません。

ただし、無制限と言いつつも、テザリングやローミング利用時には最大30GBまでという制限が設けられているプランもあるので注意が必要です。ちなみに、テザリングの通信量も無制限なのは、いまのところNTTドコモのみ。

 

②オンライン専用の通信プラン

次が、各MNO(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)から新しいオンライン専用ブランドで通信プランが提供されること。NTTドコモは「ahamo(アハモ)」、KDDIは「povo(ポヴォ)」、ソフトバンクは「LINEMO(ラインモ)」というブランド名で新しい通信プランを提供します。

このオンライン専用の通信プランでは、キャリアショップでのサポートが受けられなかったり、キャリアメールや留守番電話サービスなどが使えないなどの注意点はあるのですが、激安の選択肢として魅力です。どのくらい安いかというと、月に20GBが使えて、基本料が大体2500〜3000円くらいのイメージ。確かに安い。

 

③格安SIMのより格安なプラン

そして、これまでも安価に通信プランを提供してきた格安SIMが、オンライン専用ブランドの登場を背景に、さらに安いプランを提供しだしているということです。

格安SIMには、MNOが展開するサブブランドが提供するものと、MVNO(MNOから通信網を借りて通信サービスを提供する事業者)が提供するものの2通りあります。どちらからも従来以上に安価な通信プランが提供されるので、とにかく維持費を抑えたい人には魅力です。

 

さらに同一事業者が提供するブランド間の移行の際に、手数料がかからなくなってきていることもトレンドです。現在契約している通信プランが定期契約による割引を受けているものならば、解約の際に少々解約金がかかる程度です。

こちらも大きな額ではなくなってきているので、キャリアが提供する公式サイトなどで、現在の条件から今春乗り換えた場合にいくら違約金かかるのか確認してみてください。以前よりも乗り換えのハードルは下がっています。

 

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