音楽を聴きながら周囲の音も聞こえる「Xperia Ear Duo」が超快適!

■“新”音楽体験が待っている!

▲カラーバリエーションはブラックとゴールドの2色

▲バッテリー内蔵の専用ケースに入れて持ち歩ける

Xperia Ear Duoは “下掛けスタイル” が採用されていて、耳たぶを下からはさむように装着する。片手では装着しづらいのだが、しっかりと安定して装着でき、メガネに干渉することもない。本体は左右各約10.6gなので、見た目ほど重くはなく、長時間つけていても違和感はなさそうだ。説明員によると、ランニングやダンスなど、結構激しく動いても落下の心配はないとのこと。

▲耳たぶを挟むように装着する 

▲Xperia Ear Duoの内部構造

︎近くにいる人と会話ができ、音漏れの心配も無用!

中央が空いているオープン構造になっているので、周囲の音がノイズになるのでは? と思ったが、むしろ自然に聞こえて、イヤホンからの音楽と外からの音がどっちから聞こえているのかわからなくなったり……。それが「デュアルリスニング」で、音楽と周囲の音がブレンドされたように聴こえることがポイントらしい。また、Xperia Ear Duoで音楽を聴いている人に近づいても、音漏れは気にならず、まるでイヤフォンを着けていないかのように自然に会話ができた。さらに、駅で電車が通過する時など、周りの環境に合わせて音量を自動で調節する「アダプティブボリュームコントロール」という機能も備えている。

フル充電で最大4時間の音楽再生が可能で、付属の専用ケースには3回分の充電ができる。7分間の充電で1時間再生ができる急速充電にも対応している。

◼︎ボイスアシスタント機能はLINEのClovaにも連携

Xperia Ear Duoのもう一つの特徴が、声やジェスチャーで操作できるスマート機能だ。ソニーモバイル独自のボイスアシスタント「Assistant for Xperia」に対応し、話しかけるだけで電話の発信や音楽の再生などができる。Xperia Ear Duoをタッチしたり、なぞったりして操作できるほか、首を動かすジェスチャー操作にも対応。電話の着信時には、首を縦に振るだけで応答でき、音楽再生時には、首を左右に振って次の曲、前の曲と変更できる。なお、LINEの「Clova」とGoogleにも対応。これらのボイスコントロールはAndroidのみの対応だが、Siriにも対応しているので、iPhoneのユーザーも同じようにハンズフリーで電話発信、音楽再生などができる。

▲直感的なジャスチャー操作にも対応

▲専用アプリで使い方もわかる

LINEの「Clova」とは開発段階から密接な連携が図られており、Xperia Ear Duoだけで、スマートスピーカー「Clova WAVE」と同様の機能が利用できる仕組み。たとえば「LINE送って」と話しかけて、事前に設定した友達にメッセージを送ったり、今日の天気を聞いたり、最新ニュースを聞いたりもできる。

▲LINEのClova担当者(左)も登壇し、LINEのメッセージを送信するデモも披露された

さらに、複数人のグループによるコミュニケーションにも対応。「Anytime Talk」という機能で、最大5台まででグループを作成し、離れた場所にいてもハンズフリーで会話ができる。この機能はAndroidのみ対応で、今夏以降のソフトウェアアップデートで利用可能になる。

 

◼︎気になる価格は約3万円。まずは体験してみるべし!

Xperia Ear Duoの市場想定価格は3万円前後(ソニーストアでは2万9880円+税)。4月21日の発売に先駆けて、ソニーストア5店舗(銀座、札幌、名古屋、大阪、福岡天神)では、4月12日より先行体験展示が開始される。

また、体験会の会場となった八芳園では、Xperia Ear Duoを活用した「耳から感じる新庭園体験」という庭園ガイドツアーも行われる。開催日時は5月14日〜18日の19時〜19時30分で、参加人数は1回10名×2回となっている。受付は当日18時で、八芳園本館ロビーで先着順となる。筆者は、一足先に、このイベントの一部を体験させてもらったのだが、Xperia Ear Duoから流れる音楽、自然の音、ガイドさんの声が心地よく融合して、いや〜、デュアルリスニングってこういうことなんだね! と実感できるイベントでしたよ。気になる方はぜひ!

▲Xperia Ear Duoを装着した庭園ガイドが八芳園の美しい庭園を案内してくれる。一見、いや一聴の価値があるはずだ

>> Xperia Ear Duo

 


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(取材・文/村元正剛

むらもとまさかた/ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

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