VRをもっと手軽に!スマホなしでも楽しめるVR最先端モデルが登場

◾パソコンもスマホもなしで使用者の動きが反映される

Mirage Solo(ミラージュソロ)は、Googleのインサイドアウト式モーショントラッキング技術「WorldSense」を採用したVRヘッドセット。スマホやPCに接続しなくてよいスタンドアロン型の商品としては、同技術の採用は世界初となります(※レノボ調べ)。

▲Mirage Solo。側面からイヤホンを接続している。コントローラーが付属

特徴は、前後左右に動く、しゃがむ、ジャンプするといった使用者の動きを反映できること。接続用のケーブルや、トラッキングポイントの設置が不要で、単体で高度なVR体験を実現できます。なお、WorldSense対応のアプリケーションは320本以上(日本語対応アプリ40本以上を含む)がリリースされています。

▲後部のダイヤルを回転させると、バンドの長さを調節できる

もちろん、「Abema TV」や「dTV」など、VR動画を配信するチャンネルからコンテンツを視聴することも可能です。また、動画を視聴するだけでなく、避難訓練向けのシミュレーションするアプリを活用する際などに、コード接続が必要ないという特徴が活かされるといいます。

▲コントローラーは片手で操作する仕様

【価格・スペックなど】
直販価格:5万1200円(税別)
予約開始日:4月24日
発売日:5月11日
プロセッサー:Qualcomm Snapdragon 835
ディスプレイ:WQHD 2560 x 1440 LCD、視野角110度
メモリー:4GB
ストレージ:64GB
インターフェース:USB Type-Cポート、ヘッドフォン・ジャック、microSDカードリーダー
ワイヤレス:IEEE802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 5.0
バッテリー駆動時間:約3時間(4000mAh)
サイズ:約269.5x204.01x179.86mm
質量:約645g

 

◾360度ではなく、180度で4K動画を撮影できる2眼魚眼カメラ

Mirage Camera(ミラージュカメラ)は、180度の広角撮影を行えるデュアル魚眼カメラです。1300万画素のステレオカメラを搭載。静止画だけでなく、4K画質(3840x2160)で動画も撮影できます。6軸手ぶれ補正をサポートするので、手持ちでも撮影しやすいと紹介されました。

▲Mirage Camera。静止画や動画を撮影でき、ネットワーク経由でGoogleフォトやYouTubeへアップロード可能。ディスプレイは非搭載。レンズの出っ張りは微々たるもので、ポケットにも入れられそうなサイズ感だ

同機は、Mirage Soloのセット端末というわけではないので、単体でも利用可能。スマホやタブレット、他社製のヘッドセットでも撮影した映像を楽しめます。また、ビジネスシーンでも、現場の様子を撮影するために活用することなどが、想定されます。

▲上部にシャッターとファンクションボタンを備える。側面のカバーを開くとインターフェース類が現れる。また、バッテリーは取り外し可能だ。下部には、三脚と接続するためのネジ穴もある

【価格・スペックなど】
直販価格:3万5800円(税別)
予約開始日:4月24日
発売日:5月11日
プロセッサー:Qualcomm Snapdragon 626
メモリー:2GB
ストレージ:16GB
インターフェース:USB Type-Cポート、microSDカードリーダー
ワイヤレス:IEEE802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.2+BLE
バッテリー駆動時間:約2時間(2200mAh)
サイズ:約105x55x22mm
質量:約139g

 

◾購入特典として12のVR作品を割引でレンタル可能

レノボは、国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA 2018)」とコラボレーションを実施予定。新設されるVR部門「VR SHORTS」の視聴用デバイスとして、Mirage Soloが約20台が提供されるといます。また、同機の購入者は、同映画祭が厳選したVR作品12本を特別価格でレンタルできる期間限定キャンペーンも実施されます。

▲記者会見には別所哲也さんも登壇した

なお、5月下旬からは、DMM.comの「いろいろレンタル」で両機をレンタル可能となります。ホームパーティなど、複数人で使用したい場面では、こうしたサービスも利用できるとよいかもしれません。

>> レノボ

 


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(取材・文/井上 晃

いのうえあきら/ライター

いのうえあきら/ライター

スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。

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