80年代の手巻き式時計を40〜50年代風に再現、ってややこしいけどクラシカルな雰囲気がイイ!

3種類の腕時計いずれもムーブメントとケースをそのまま活用し、80年代らしいスッキリした文字盤のデザインを現代風にリデザインし、再生させたリビルド品。30年以上も前のスイスメイド時計が、アンティーク風のダイヤルを纏い、現代に蘇りました。

未使用のデッドストックながら、手巻きのムーブメントは全てオーバホールを実施。調整を行った上で組み上げられており、ムーブメントには1年の保証が付いてます。

▲「ムーンフェイズクロノグラフ7768」

バルジュー社の手巻きキャリバー7768を搭載した「ムーンフェイズクロノグラフ7768」の魅力は、月の顔が描かれたムーンフェイズ(月齢表示)。アンティークウォッチさながらの古典的な雰囲気が魅力で、ゴールドのアルファ針にアップライト仕様のローマンインデックスを合わせ、1950年代風のデザインに仕上がっています。

12時の位置の30分積算計には、当時の積算カウンターに見られたテレホンユニットをさり気なく再現。かつて電話料金が3分ごとに加算されていた時代、通話時間を確認するために3分ごとに目盛りが長くなっているというもので、50年代のクロノグラフでは多く採用されていました。

▲「レクタンギュラー138IV」

フォンテンメロン社の手巻きキャリバーFHF138を搭載した角形モデル「レクタンギュラー138IV」は、ブレゲ風のアップライトなアラビア数字に置き換えて、1940年代のアメリカ製角金時計のような雰囲気に仕上がっています。

ケースは丸みを帯びたシンプルなレクタンギュラーケース。クラシカルなデザインに合わせ、文字盤には経年劣化を感じさせるアイボリー系のカラーを使用しています。アラビア数字インデックスと時分秒針にはゴールドを使用し、古典的なスタイルから大人っぽい落ち着いた雰囲気を感じさせます。

▲「レクタンギュラー138BL」

「138IV」と同じく、フォンテンメロン社の手巻きキャリバーFHF138を搭載した「レクタンギュラー138BL」は、ケースに特徴のある角形モデル。側面には段差を設けたステップドタイプのケースが採用されています。さらに、12時と6時の位置にはオーナメント(装飾)があしらわれており、時代を感じさせる造形となっています。

文字盤のデザインは地色にブラックを採用、インデックスには太めのアラビア数字を使用し、存在感のあるものにリデザインされています。

時代を感じさせる古典的なディテールをそのまま残しながら、現代風にリデザインされた3種類の腕時計。「ムーンフェイズクロノグラフ7768」は17本、「レクタンギュラー138IV」は32本(シルバー6本/ゴールド26本)、「レクタンギュラー138BL」は33本(シルバー15本/ゴールド18本)と、3タイプともに数量限定となっており、裏蓋には全てのモデルにシリアルナンバーの刻印が施されています。

<文/&GP>

 

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