「いいね!」急増間違いなし!日常の風景を激変させる全天周カメラを使ってみた

いつものサイクリングロード、いつもの我が子、いつもの通勤路、いつもの食事や飲み会の風景。Facebook をはじめSNS 上には、誰かの“いつもの風景”があふれている。そんな“いつもの風景”を、誰もが驚く形で残せる。そんなカシオの全天周カメラ「EXILIM EX-FR200」を、いち早く使ってみた。

■そもそも、全天周ってなに?

FR200の、全天周レンズを搭載した360度カメラ。全天“周”とは、カメラを中心に水平方向に360度ぐるりと見渡せる画角をいう。FR200の場合は、さらに垂直方向に185度、つまり天球の半分の視界がそのまま動画や静止画で残せる。

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レンズを真上に向けると、このように撮れます

 

また、液晶モニター搭載のコントローラー部とカメラ部が分離できるのもポイントだ。カメラ部単体で撮影できるほか、コントローラー部とワイヤレス接続すれば、画角を確認しながら撮影できる。他のアクティブカメラのように、スマホと連携させなくても、撮ろうとしている画角を簡単に確認できるのだ。

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さらに、タフ性能にも優れている。カメラ部とコントローラー部ともに、1.3mからの落下に耐える耐衝撃性能、IPX8、IPX6相当の防水性能、IP6X相当の防塵性能……

と挙げればキリがないほどの特徴を持っているのがFR200。うんちくは後回しにして、まずは実際にどんな映像が撮れるのかを見ていこう。

 

■動画を撮りっぱなしでOK!全部写ってます!

FR200を自転車のハンドルバーに装着して、まず向かったのが隅田川沿いの公園。友人と合流してサイクリングをしてきた。

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川向うには高さ634mのスカイツリーは、自立式電波塔としては世界一の高さを誇る。ここ隅田川公園は、そんなスカイツリーをバックにした記念撮影をしようと、大げさではなく“世界中”から人が集まる場所。

そんな観光客に気持ちを便乗させて、僕らも自転車に乗っている自分たちを写真に撮りたいと思い始めた。既にハンドルバーにはFR200がある。だから簡単。動画を録りっぱなしにして、川沿いをキコキコと走るだけ。

しかも分離式のモニターで、どんな映像が撮れたかをすぐにチェックできるのが嬉しい。いちいちカメラとスマホを連携させて…となると大変だ(もちろんスマホでも見られますけどね)。

で、再生してみると、ちゃんとスカイツリーをバックにした友人が軽やかに自転車を漕ぐ気持ち良さそうな表情が撮れている。

ちなみに、スマホに動画を転送して、専用のアプリ「EXILIM ALBUM」(iOS、Android対応)で開くと、下のような感じになる。

全天周の映像をグリグリとズラしてみると、スカイツリーに目をやる筆者までが写っている。撮りっぱなしだからこそ、2人とも表情が自然な感じなのがいいじゃないですか。

■動画を2分割再生できる!

おぉ! と思わず唸ってしまったほどに驚いたのはここから。

アプリ「EXILIM ALBUM」で開くと、全天周カメラから好きな2カ所を切り取って、まるで複数カメラで撮影したかのように、アプリ上に同時に再生できるのだ。

びよ〜〜んと歪んでいたはずの動画は、切り取られた時には自動で補正されて自然な感じ。

こんな映像が見られるのなら、ちょっとした手間を惜しむことなく、スマホに動画を転送すべきでしょう。

 

■静止画なら3分割もできる!

隅田川に架かる歩道橋、桜橋では静止画も撮ってみた。ここは、隅田川の上からスカイツリーや浅草の街が見渡せる場所。全天周のFR200なら、そうした情景がワンシャッターで一気に撮れる。ホント、ラク!

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これがベースとなる画像。これでも十分おもしろい!

 

iPhoneアプリに撮った静止画を転送すると、全天周の画像の中から、好きな箇所を切り取って3分割。それを3つ並べた1枚の写真が作り出せる。

隅田川の花火大会を、このFR200で撮ったら、さらに楽しいだろうなぁと勝手にワクワクしながら公園を後にした。

 

■パノラマ写真もワンシャッターで

浅草から足を伸ばして上野の山へと、世界遺産に登録されたばかりの西洋美術館を見に行った。平日だというのに、上野の山は行き交う人たちでいっぱいだ。そんな賑やかな雰囲気と一緒に、西洋美術館の外観を、パノラマモードにしてパシャッ!

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スマホなどで撮るパノラマ写真は、自分の体を軸にしてグルリと回りながら複数枚の写真を撮らなきゃいけない。そうして撮った何枚もの写真を合成して1枚のパノラマ写真にするから、どうしても手間と時間がかかってしまう。つなぎ目部分も違和感を感じる仕上がり。

だが今回は、なんといっても全天周カメラ。言うまでもなくワンシャッターで簡単にパノラマ写真が撮れる。それも360度のグルリを写せるのだ。

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1枚の静止画としてみると、歪んでいる箇所があるものの、つなぎ目がないから違和感も少ない。

 

■子どもの成長記録も全天周で

週末は子どもといつもの公園へ。いつもは息子が走り回る姿を撮影するだけだが、なんだかそれって、普通に息子を眺めているのと変わらない。息子の視線の先にいったい何があるのか。

全天周カメラのFR200なら、その場の空間すべてをワンシャッターで撮影できる。一般的なカメラだと、こうはいかない。

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さらに撮影した全天周画像は「EXILIM ALBUM」で3分割できる。だから、息子が眺めている花、眺めている息子の表情、そんな息子を見ている自分を切り取ってみた。その瞬間に息子と自分が感じていることを1枚の画像で表現できるのだ。

真剣な眼差しの息子と、それを眺める自分が一緒に写っている画像はストーリー性があり、自分の視線とも違うから、後から見てもなんだか楽しい!

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そして、ここからが重要! 良く撮れたら、やっぱりSNSへ投稿したいもの! それも「EXILIM ALBUM」で簡単にできちゃう。編集した画像から<共有>を押せば、それでOK!

みんなが見たことのないアングルの画像には、「いいね」がこれまで以上に付くこと間違いなし!

 

■防水機能付きタフカメラだからアウトドアでも大活躍

もちろん特別な1日も写せちゃうのがFR200。

四万十川の上流域へ家族旅行。FR200を持って行ったのだが、これが大正解!

時は真夏、目の前の川の透明度はハンパない。ここぞとばかりに自分も子どもも川へ飛び込む! そんな時にも、防水性能を備えたFR200なら一緒に川へ飛び込める。

ここでは息子にカメラ部を装着し、遊ばせた。コントローラー部を見ると、澄んだ水中の景色が確認できる。

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川から上がってきた子どもの顔は満面の笑みで、川の中の様子を興奮気味に語ってきた。いつもなら、説明の半分も理解できなかったかもしれない。でも今回は、FR200で撮った水中の様子を見ている。だから息子が語りたいことが手に取るように分かり、その興奮を、いつも以上に共有できた気がした。

▼再生すると音が出ます。ご注意ください

素晴らしい自然に触れた感動も、もちろんそのままSNSへ!

 

■サッと取り出しパシャッとすれば、いつもと違う画像が撮れる!

FR200は、ワンシャッターで全天周を記録できる。自分の視界よりもはるかに広い画角で、鮮明な映像や静止画で残せるコンパクトカメラ。まずは目の前や左右、背後に広がる情景を一気に撮っておき、再生時に見たい部分を拡大して楽しめる。もしくはアプリで切り取り、組み合わせても楽しい。

撮れる画角は広いけれど、サイズはコンパクト。常にバッグに放り込んでおき、ちょっとでも残しておきたい情景があれば、サッと取り出してパシャッと撮ればいい。

最先端のスマホでも絶対に撮れない写真が撮れるから、FacebookやTwitterにアップすれば、目立つこと間違いなし! 「いいね」を急増させるアイテムなのだ。

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<スペック>
撮像素子:1/2.3型正方形画素CMOS
有効画素数:1195万画素
レンズF値:F2.8
画像確認:3型液晶モニター
画像ファイル(静止画/動画):JPEG/MOV
動画画質:4K(30fps)、フルHD(60fps/30fps)、HS240(240fps)、HS120(120fps)、STD(30fps)
記録媒体:micro SD
防水/防塵/耐衝撃:IPX8、IPX6/IP6X/1.3m
サイズ:φ60.9×D40.7㎜(カメラ部 ※ヒンジ含まず)、W59.2×H86.7×D19.4㎜(コントローラー部)
重量:約100g(カメラ部 ※ヒンジ含まず、メモリーカード含む)、約103g(コントローラー部)

カシオ「EX-FR200」>> http://casio.jp/dc/products/ex_fr200/

(文/&GP編集部、写真[撮影風景]/田口陽介)

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