まずは本体のチェックから。黒色のハウジングに、ゼンハイザーの“S”のロゴマークが輝く、スピン加工を施した金属プレートを配置。ブラック基調にシルバーのデザインは、プロフェッショナル用音響機器ブランドらしい精悍さ。もちろん、ドライバーもゼンハイザー自社製で設計されています。
重量は片側約6.8g(実測値)なので、完全ワイヤレスイヤホンの大きさとしてやや大型。パッケージにはイヤーピースが4サイズ(XS、S、M、L)付属。
本体が大きめなので耳は塞ぐ形になりますが、人間工学に基づいた形状で外耳の内側にフィットするタイプ。落下防止のパーツは付属していませんが、ピタリとハマる人ならば、防滴対応なのでランニング等にも持ち出せそう。
Bluetoothの仕様は5.0で、iPhone向けにAAC、アンドロイド向けにapt-X、apt-X LLといった高音質コーデックにも対応しています。
バッテリーケースのデザインにも注目。表面がグレーのファブリックという洒落た仕上げ。メカニカルな作り一辺倒ではなく、布の素材感を出して“モノ”としての質感もちゃんと考えている所は、欧州ブランドらしい配慮です。バッテリーライフは本体のみで4時間+バッテリーケースで8時間と、コンパクトかつ十分な持ち出し時間を確保。なお、充電端子はUSB Type-Cを採用しています。