【雪上試乗】圧巻の走破力に快適性をプラス!北の大地で感じた最新ジープの進化と真価

アメリカのジープは、世界で最も有名なオフローダーのブランドです。

現在ジープはFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)グループの一員で、多くのSUVをラインナップしています。そしてどのモデルも、ベスト・イン・クラスの悪路走破性を標榜しています。そのイメージを牽引するのは、なんといっても1940年代に米軍の要請によって開発された軍用車を起源に持つ「ラングラー」でしょう。

(左から)ラングラー アンリミテッド サハラ ローンチエディション/ラングラー スポーツ/ラングラー アンリミテッド ルビコン

ラングラーの丸目2灯のヘッドランプの間に7つのスリットが開いたアイコニックなフロントマスクと四角いシルエットは、軍用車時代から現行モデルまで変わっていません(正確にいうと、最初期のジープはスリットの数がもっと多く、また一時期、角目ライトを採用した時期もありました。しかし市場はそれを許さず、程なくしれっと丸目に戻りました!)。

この冬、そんなジープの各モデルで、北海道の雪上特設コースを走行する機会を得ました。スタッドレスタイヤを装着したジープの走破性は圧巻で、特に2018年にモデルチェンジしたラングラーや、その4ドア版の「ラングラーアンリミテッド」については、やはり“餅は餅屋”だと思わされました。

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