■第二提案「ビジネスカジュアルスタイル系」
レザーバインダー:ホースヘアーⅡ ミニサイズ グリーン 1万3200円/リフィル:「2026年版週間レフト式」1320円、「メモパッド 2㎜方眼80枚」638円/アクセサリーリフィル「プロジェクトマネージャー 6色アソート」572円
「ビズカジにはミニサイズを提案します。そしてこれは紙面サイズが小さがゆえ、手帳を太らしていいと思っています。僕はビズカジスタイルでは手帳をバックポケットに入れるイメージをもっています。バックポケットってサイフを入れますよね? 「ミニサイズ」はちょうどそんなサイズ感になります。
レザーバインダー:ホースヘアーⅡ ミニサイズ グリーン 1万3200円
スケジュールは「2026年版週間レフト式」でぐっとボリューミーに。メモはプロッターで一番人気の「メモパッド 2㎜方眼」がいいでしょう。無地感覚ながらも文字を整えられるメリットがあります。これを使う分だけ挟めばよし。あまりきっちり用途を限定せず、ひらめきや備忘録、日記的にもバシバシ書き残していくイメージです。
いまスケジュール帳に日記/日々の記録、つまり日々の体調、ダイエット中に摂った食事やランニングの距離など、何でも記録していく人が増えているようで、そんな方たちが、思いついたことを書くフリーノートに近いかも知れません。もちろん仕事でも使えるのですが、もう少しカジュアルにザクザク書き溜めていって、その中から浮かび上がるエッセンスを、のちにテーマ別にアーカイブするのがいいと思います。
罫線が細かく目立たない、だけど整って書けるスグレモノ。「メモパッド 2㎜方眼80枚」638円(税込)
ビズカジの人って仕事一本槍ではなくいろいろな趣味とか、プライベートも仕事も全部一緒の時間軸みたいな感じがありますよね。だからちょっと洒落っ気があって、たとえばこの手帳がBarのカウンターに並んでいても絵になる…と思いませんか?」
■第三提案「クリエイタースタイル系」
レザーバインダー:『HORWEEN A5サイズ プレデターオリジナルカラー[琥珀]』 2万7500円※PLOTTER TOKYO限定/リフィル:「2026年版月間ブロック」682円、「メモパッド 無地80枚」814円/アクセサリーリフィル:「プロジェクトマネージャー 6色アソート」770円、「ファスナーケース」1650円
「これは私自身がユーザーなので自信がある(笑)のですが、クリエイターの方には余白も含めて自由に発想できる「A5」がオススメです。クリエイションにまつわる筆記に関しては“どこにでも自由に書き留める”のがふさわしい使用法だと思っています。
アメリカの名門タンナー「HORWEEN」社のレザーを使用したレザーバインダー『HORWEEN A5サイズ プレデターオリジナルカラー[琥珀]』 2万7500円は、PLOTTER TOKYO限定品
クリエイターならメモはまず「メモパッド 無地」で、さらに「プロジェクトマネージャー」も必須です。これはテーマ別、プロジェクト別にクリアファイルのように分類できる優れモノ。同時並行でいろいろクリエイトする人には最適です。
A5ですので紙面は広いのですが、あまりギッチリとつめて書く/描くより、自由にすっきりと、どちらかと言えばメモの目につきやすさに重点をおくイメージで使うといいと思います。スケジュールはマンスリーで充分。昨年のものと2年分挟んでおくと、時節イベントなどの履歴としても役立ちます。
「2026年版月間ブロック」682円(税込)
あとちょっとした「お役立ち」としてオススメなアクセサリーが「ファスナーケース」。これをリングに挟むと左右にふたつのポケットが現れます。クリエイターの方はたぶん、アイデアをアーカイブしておきたい欲求があると思うのでそんな時に便利なんですよ。また半透明なのもポイントで、中が見えないと絶対あとから見なくなりますし、クリアだと丸見え過ぎて開くのが恥ずかしい(笑) あとドのつく定番ですが、やはり「ペンホルダー」(1320円)はオススメです。多くの方が使うヒット商品ですし、実際のところ“あるとものすごく便利”です(笑)」。
「ファスナーケース」1650円(税込)」
■意中の「来年手帳」はどれだ?
今回は明確にタイプの異なるワークスタイル別提案としてみたが、みなさんの日常に適合する提案はあっただろうか? 手帳は未来を記す「スケジュール帳」でありつつ、過去を記録する「ダイアリー」「備忘録」でもあり、且つ、ヒントを残す「ノート」でもある。つまり君の脳から取り出した“モバイル海馬”であり、もうひとつの君自身だ。
昭和100年の令和7年=2025年が間もなく幕を下ろす。新たな一歩を踏み出す令和8年=2026年=午年に用いたい来年手帳の準備は、いいか?

>>プロッター
<取材・文/前田賢紀>

前田賢紀|モノ情報誌『モノ・マガジン』元編集長の経験を活かし、知られざる傑作品を紹介すべく、フリー編集者として活動。好きな乗り物はオートバイ。好きなバンドはYMO。好きな飲み物はビール
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