■無骨なだけでないインテリジェンスな一面も
▲運転席には2台の大型ディスプレイが並びます
また、内装は極めてシンプルに映りながらも、スバルの最新技術も投影されています。
運転席には12.1インチセンターインフォメーションディスプレイと、12.3インチのフル影響メーターが並びます。視認性の良さに加え、乗り手ごとのカスタマイズにも応えられるもので、無骨なだけでないインテリジェンスな一面も。
また、新型アウトバックのウィルダネス・プロトタイプは、全長約4874mm。国内仕様車の最終モデルの全長約4870mmと、そう大差がないものの角張ったプロダクトデザインによってか、積載性は遥かに上がった印象。アウトドアやオフロードを意識していながらも、アウトバックの特長でもある使い勝手の広さも高めていることが伝わってきました。
■「日本国内での販売は考えていない」とスバル担当者
▲新型アウトバックのウィルダネス・プロトタイプは筆者だけでなく、国内外の人々を虜にしていました
この新型アウトバック、かなり良い!!
……気分が高まった筆者は、「ジャパンモビリティショー2025」のスバルブースの担当者に話を聞きました。やはり従来のアウトバックの良さを、アウトバック面で高めた
「いつ日本で販売されるのか」と尋ねると、「目下2026年のアメリカ市場での販売のみを予定していて、今のところは日本国内での販売は考えていない」と残念な返答。しかし、「日本国内での販売がまったくないということではなく、反響次第ではあるかもしれない」とも。
▲「スバルさん、新型アウトバック・ウィルダネス、頼むから日本でも売って!」
同様の質問をたくさん受けてきたのか、担当者はやや疲れ気味に答えてくれましたが、しかし、こんなにカッコ良くて機能的にも優れた新型アウトバック、ウケないはずがないとも思いました。
既存のアウトバックを、このウィルダネスを真似てカスタムしても良いほどのカッコ良さ。スバルの方には改めてお願いしたいです。「新型アウトバック・ウィルダネス、頼むから日本でも売って!」と。
<取材・文/松田義人(deco)>

松田義人|編集プロダクション・deco代表。趣味は旅行、酒、料理(調理・食べる)、キャンプ、温泉、クルマ・バイクなど。クルマ・バイクはちょっと足りないような小型のものが好き。台湾に詳しく『台北以外の台湾ガイド』(亜紀書房)、『パワースポット・オブ・台湾』(玄光社)をはじめ著書多数
【関連記事】
◆荷室容量561リッター! だけどそれだけじゃない。「S/Iドライブ」でスポーティな走りもカバーするスバル「レヴォーグ・レイバック」
◆先行受注好調! 操縦性・走行安定性・悪路走破性、すべてが性能アップした第6世代スバル「フォレスター」
◆総排気量2498ccの水平対向エンジンを搭載! 燃費・走りが向上したスバル「クロストレック・プレミアムS:HEV EX」登場
- 1
- 2






















