今のスニーカーはここまで進化している! 各ブランド最高スペックのスニーカーを一気見せ

【スニーカー最前線2025】

スニーカー業界において、技術の進歩は目覚ましいものがあります。最早機能性を持つのが当たり前になった今、果たして各メーカーは何を最高スペックとして扱っているのか、気になるところです。ここではアスリート向けなどの専門性が高いアイテムを除いた、所謂“街履き”を前提としたカテゴリの中で各社が誇るアイテムたちを一挙公開。まさに“機能美”という言葉がふさわしい逸品揃いなのでチェックしておいて損はありません!

■一度履くとそのスゴさがわかるはず。各ブランドが自信を持って打ち出す最高スペックのスニーカー10選

最高スペックと一言でまとめてしまうとプロスポーツ用だったり専門シューズだったりとキリがないため、今回は“街履き”を想定した各ブランドの最高レベルのアイテムを集結! 機能にこだわる人も納得の1足がきっと見つかるはず。

1. ナイキの代名詞的テクノロジーを大胆に配した新型「AIR MAX」

ナイキ スポーツウェア
「エア マックス Dn8」(2万5300円)

ナイキで初めてダイナミック エア テクノロジーをソール全体に搭載した「エア マックス Dn8」。都会的な印象を引き立てるソールデザインは美しさと機能性を両立。アスリート向けパフォーマンスモデルと同等の最新テクノロジーにより、優れたクッショニングと推進力を実現し、日常のあらゆる動きを力強くサポートしてくれます。

このシューズの中核となるのが前足部とかかと部に配置されたダイナミック エア ユニットです。前足部に5psi、かかと部に15psiと2つの異なる気圧チャンバーを組み合わせ、歩くたびに空気を循環させることで高反発と持続する快適さを実現。1996年に登場した「AIR MAX 96」を想起させる流れるようなラインと相まってナイキらしい未来的なビジュアルに仕上がっています。

さらに、ヒール部分に配置されたケージ構造は歩行時の安定性を高めるだけでなく、立体的で力強いデザインアクセントとしても作用。機能面でもデザイン面でもナイキの十八番的テクノロジーを十二分に生かした画期的なスニーカーです。

>> ナイキ スポーツウェア

2. 超軽量を実現したアディダスの渾身作

アディダス
「アディゼロ EVO SL」(1万9800円)

アディダスの「アディゼロ」ランニングシリーズからの1足。こちらはプロユースの「Pro Evo 1」からインスパイアを受けて作られており、まさに“スピード”を体現したようなシャープなフォルムが特徴的。レースのトレーニング用として開発されただけあり、その履きやすさは折り紙付き。それでいて無駄のないシンプルなデザインなので日常にも馴染むルックスです。

やはり注目なのはそのボリュームのあるミッドソール。まるでバネが付いているかのような高反発レイヤー・LIGHTSTRIKE PROフォームが高い推進力を発揮。また、通気性の高いメッシュアッパーを採用しているため長時間履いていても蒸れにくく、シューズ内を快適に保ってくれます。

そしてユニークなのが極薄のアウトソールで、なんと一部にしか配されていません。それでいて高いグリップ力を誇るため薄手&一部でも問題なく、わずか片足224g(27cmで)という軽さに。毎日履くものだからこそ、この軽さを知ってしまうとやみつきになること請け合いです。

トップレーシングモデルにも採用されている高反発素材LIGHTSTRIKE PROを
フルレングスかつ厚底で贅沢に搭載している点が最大の特徴。ポンポンと地面を弾むような高い反発感は、初級者でも上級者でも楽しくスピードに乗れるはずですよ(アディダス マーケティング 小林雅弥さん)

>> アディダス

3. 冬のフィールドにも対応する高耐久“ポンプ”!

リーボック
「インスタポンプフューリー 94 ウィンター」(2万7500円)

1994年に誕生したリーボックの名作「インスタポンプ フューリー」をベースに冬仕様へとアップデートした最新モデル。象徴的なハイテクシルエットはそのままに、タフな素材と防寒構造を採用しています。

ブランドの最高スペックに位置する今作ではアイコニックなサイドウィンドウを塞いだ構造により防寒性をアップ。加えてコーデュラナイロンのアッパーを採用し、耐久性も向上させています。

サイドに配されたTPUモールドがボリューム感を際立たせ、クラシックとモダン両方の要素が融合。独自の分割ソールと流線的なパネル構成は従来モデルから受け継がれた要素ですが、これにより洗練された印象を放ちます。“ポンプ”でありながらフィールドでも活躍する、ウィンターシーズンの頼れる相棒になってくれるはず。

ブランドを象徴する「インスタポンプ フューリー」を冬でも快適に楽しめるよう設計を見直しました。ゴープコアの要素を取り入れたウインターバージョンとして高耐久素材のCORDURAナイロンを採用。さらに特別仕様の8mmラジッドソールが力強い印象を与えながら冬のフィールドにも対応します(リーボックジャパン PR 北村亜美さん)

>> リーボック

4. トップクラスの履き心地と上質なデザインに惚れ惚れ

ニューバランス

「Made in USA 990v6」(3万9600円)

ぽってりとしたクラシックなランシューデザインと極上の履き心地から今なおファンが増え続けているニューバランス。同ブランドからの1足はご存じ「Made in USA 990v6」です。レトラン風な見た目からは想像が付かないほど機能性も高いため、一度履くとなぜ初代が登場して以来、世界中で愛されているのかがわかるはず。

誰もが一度は耳にしていると言っても過言ではない、ニューバランスを代表するミッドソール構造ENCAP。軽量の発泡材と耐久性の高いポリウレタンのリムを組み合わせており、長時間履いても疲れません。また、ピッグスキンスエードとシンセティックレザーがメッシュアッパーの上を流れるようにデザインされているのもポイントです。

さらに、パフォーマンスランニングシューズにも搭載されているFuelCellが「990」シリーズに初めて採用され、より履き心地がアップ。高いクッショニングが着地時の吸収を分散・吸収するため快適な足運びを実現しています。

常に最高のランニングシューズを目指し進化を続けてきた「990」の現時点での最新モデル。ブランドの中でも最上級に履き心地が良いと定評があり、その評価に適うシューズが出来上がるまでは販売が許可されないほど。ブランドとして大切にしているシリーズです(ニューバランスジャパン マーケティング 小澤真琴さん)

>> ニューバランス

5. 2枚のプレートの融合が生み出す“THE ハイテクシューズ”

ミズノ
「WAVE PROPHECY LS」(2万9700円)

ミズノが誇るハイテクスニーカーシリーズ「WAVE PROPHECY」。2011年の登場以来、近未来的なデザインで多くのファンを魅了してきました。その最新モデルとなる「WAVE PROPHECY LS」は1990〜2000年代のスタイルを現代的に再解釈したボリューミーな1足となっています。

何と言っても目を引くのはミズノ独自の立体的なインフィニティウエーブ構造です。2枚の波型プレートが衝撃を和らげて分散。クッション性と安定性を両立し、加えて一般的なクッション素材よりへたりにくいと機能てんこ盛り。

そしてこのソール、魅力は機能だけに留まりません。立体的なフォルムは足元に動きを生み、メタリックパーツ×3Dエアメッシュのボリューム感のあるフォルムとマッチ。ストリートでも強い存在感を放ちます。どこか未来を感じさせるそのデザインは、まさしく「WAVE PROPHECY」シリーズの真骨頂です。

「WAVE PROPHECY LS」はミズノスポーツスタイルのフラッグシップモデルとして培ってきた従来モデルを踏まえつつ、現代のトレンドを巧みに落とし込んだモデル。日常履きとしても高いパフォーマンスを発揮できるよう設計されており、機能とデザイン双方でミズノらしい進化を感じていただけると思います(ミズノ 商品企画部 髙橋良平さん)

>> ミズノ

【次ページ】後半もハイペックなアイテムが並びます

この記事のタイトルとURLをコピーする