趣味を楽しむための頼れる相棒たち13選【憧れの一生モノ名鑑】

5. 品質の高さと快適さからついた異名は“テント界のロールスロイス”

ヒルバーグ
「ソウロ BL」(20万9000円)

3本のポールが交差する自立型ドームテントで、風に強く確かな剛性と快適性を兼ね備え、ヒルバーグらしい堅牢さが詰まった完成度の高い1人用モデルです。使い込むほどに道具としての安心感と信頼を実感させてくれます(株式会社エイアンドエフ ブランド管理部 河合智之さん)

インナーとフライが一体化し設営しやすい構造や、シリコンを含んだ独自素材“ケルロン”による高い耐久性と防水性、幾重にも縫製することでシームテープを省くなど、他にはない特徴を数多く持つスウェーデンのテントメーカー、ヒルバーグの一人用テント。極限下だけでなくキャンプや登山でもユーザーがメリットを享受できる、名作ソロテントだ。総重量約2.8kg

▲小さいながらも前室があり、別売りのポールホルダーをセットすればインナーテントだけでも使用可能。室内最大高95cm、フロアの広さ1.9平方m、収納サイズφ17×43cm

6. 工芸品のようなフォルムが映える クラシカルなデザイン

バルミューダ
「セーリングランタン」(55万円)

今回のコラボレーションは、バルミューダ創業のきっかけにもなったジョニー・アイブ氏からのお声がけで始まりました。「Sailing Lantern」の開発は両社にとって刺激的なプロジェクトでした。デザインをピュアに信じるチームだから実現した美しい灯りをぜひご覧ください(バルミューダ株式会社 ブランドマーケティング部 部長 秦泉寺里美さん)

アップルで最高デザイン責任者を務めたジョナサン・アイブが率いる“LoveFrom”とバルミューダのコラボにより生まれたLEDランタン。航海用のランタンから着想を得たデザインはクラシカルで、長く使い続けられるようメンテナンスや分解、修理を容易に行えるようになっている。世界1000台限定。直径113×H174mm、約1.5kg

▲テクスチャー加工が施されたポリエステル製のランヤードは柔らかい触り心地ながらタフさも併せ持つ

▲高い透明度のガラスや、電解メッキ処理したステンレスなど、全ての素材に特別な仕上げが施されている

▲操作ダイヤルはシンプルにひとつのみ。オン・オフはもちろん暖色から温白色までの調色もできる

7. ブランドを代表する人気マルチツールがハイエンド素材でパワーアップ!

レザーマン
「WAVE ALPHA」(4万3980円)

初めて買う方に「どれがオススメ?」とよくお問い合わせいただきますが、オススメはWAVEシリーズです! 機能数が多いのはもちろんですが、個人的には左右対称のハンドルは握りやすいので使い勝手が良くオススメです(株式会社LTJ 営業部 渡邉芳基さん)

1998年の初代発売以来、ロングセラーとしてレザーマンの人気を不動のものにしたマルチツール「WAVE」の最新作。切れ味が長持ちし、耐食性や靭性、硬度に優れたハイエンド鋼材“マグナカット”を採用し、ハサミが従来モデルから大型化している。プライヤーやハサミをはじめ19の機能を持つ。収納時全長約10cm、ナイフの刃渡り約7.4cm、重さ234g

▲ハンドルにはガラス繊維を樹脂で積層した軽く高耐久な複合素材“G10”を使用。ナイフの刃にはDLCコーティングが施されている

▲両ハンドルを回すと現れるプライヤーがレザーマンのマルチツール最大の魅力。精度が高く軽い力で握っても重いものをしっかり保持できる

8. 世界のプロメカニックが愛用する“工具箱”最高峰 エピックシリーズの特別仕様

スナップオン
「105th Special Edition EPIQ series Roll Cab+Work Center“Cosmic Blue”」(466万7561円)

サファイアブルーをベースカラーに、ガラスフレークを使用し、クリアコートで仕上げたCosmicBlue(コスミックブルー)は、自動車のような美しい光沢と高い表面硬度を実現した105周年EPIQだけの専用カラーになります(スナップオン・ツールズ株式会社 マーケティング/広報 阿部 誠さん)

クルマやバイクのプロである整備士たちがこぞって愛用するアメリカの老舗ツールブランド、スナップオン。高品質なハンドツールで有名なブランドだが、工具箱(ツールボックス)の人気も高く、最高峰となるエピックシリーズはプロも憧れる逸品だ。創業105周年を記念して発売されたスペシャルエディションは、限定色で塗装された美しい外観がポイント。

▲数多くの工具やパーツを整理して収納できる機能的な内部。最上部の引き出しは耐荷重103kgのスライドをダブルで装備するなどとにかく頑丈に作られている

▲工具満載で重くなってもスムーズに動かせるのは、コンプレッションサスペンション付きマグネシウムホイールを備えているため。耐荷重はなんと3.6tだ!

9. ミニマルな美しさで味わう 極上のサウンド体験

ケー・イー・エフ
「LS60 Wireless」(88万円)

ミニマルな美しさと迫力のサウンドが空間を豊かに彩る、KEFが誇る最新技術を結集したワイヤレスHi-Fiスピーカーです。ハイレゾ音源も自在に再生し、次世代のオーディオ体験を実現します。インテリアに溶け込む美しい佇まいにも注目です(完実電気株式会社 ブランドマネージャー 中田洋輔さん)

1961年にイギリスで創業したスピーカーメーカー、KEF。老舗ながら、時代のニーズに合わせたプロダクトを次々と開発する技術力を持ち、LSワイヤレスシリーズも、配信デジタル音源をワイヤレスかつ高音質で堪能できるスペックとなっている。ゲームも映画も音楽も没入感あるサウンドへと昇華する、まさにデジタル時代の最先端をいくスピーカーだ。

▲入力端子はHDMIe ARC、光入力、デジタル同軸、アナログRCAなど。テレビ、ターンテーブル、ゲーム機など、すべての有線ソースをサポートする

▲幅はわずか13cmとスリム(高さは台座込みで109cm)。さらに表面をマットに仕上げたデザインは、どんなインテリアにも馴染むミニマルさだ。カラーは全4色展開

10. 今そこで演奏されているようなリアリティあるサウンドに浸る

オーデジー
「CRBN2 カーボン2」(110万1100円)

革新のSLAM(Symmetric Linear Acoustic Modulator)技術と第二世代ドライバーが生み出す、比類なき純度と臨場感。選び抜かれた素材と精緻な職人技が融合した、まさに“芸術品”と呼ぶにふさわしい静電型ヘッドホンの到達点です(完実電気株式会社 ブランドマネージャー 中田洋輔さん)

設立は2007年ながら、軍事や航空宇宙分野で培った技術をもとに突き抜けた高音質モデルを数々送り出し続ける米・オーデジー社のフラッグシップヘッドホン。自社製造の第二世代カーボンナノチューブ静電ドライバーが生み出すクリアで原音に正確なサウンドは、思わず息を飲み鳥肌が立つほど。現代オーディオの最高峰を体験できること間違いなしだ。

▲音質だけでなく、マグネシウム、カーボンファイバー、プレミアムレザー、ポリマーアセテートなど素材も厳選された高品質なものが使われている

11. 名機を現在に引き継ぐ最高峰の逸品でさらなる感動を

テクニクス
「ダイレクトドライブ ターンテーブルシステム SL-1000R」(200万円)※受注生産品

テクニクスの技術を集結し、パーツ素材の1点1点にもこだわり、贅を尽くしたダイレクト・ドライブ方式ターンテーブルの最高峰です。この商品を通じてお客様の感性に響く「音の感動」をお届けしていきます(パナソニック株式会社 コミュニケーションデザインセンター メディアプランニング部 中岡幸夫さん)

1970年に発売され、テクニクスの名を世界に知らしめた伝説のターンテーブル「SP-10」。それを現代に引き継ぎ、持てる技術を注ぎ込んだ「SP-10R」に強靱な構造を採り入れたシャーシ、職人の手で丁寧に組み立て・調整された高感度なトーンアームを組み合わせたのが「SL-1000R」。良い音のために設計から素材まで徹底的にこだわって作られる最高峰の1台。

▲高い初動感度を実現したトーンアームにはテクニクスで伝統的に採用されてきたスタティックバランス型のユニバーサルS字形トーンアームを継承している

▲ターンテーブルの肝となるモーターには、高トルクとなめらかな回転を実現するコアレス・ダイレクトドライブ・モーターを搭載している

12. カフェで楽しむカフェラテを再現 セミオートエスプレッソマシンを自宅で

ランチリオ
「Silvia」(35万4200円)

プロフェッショナルが淹れるエスプレッソを、いつでもあなたの手元に。モダンなデザインのSilviaはどんなインテリアにもマッチし、プロフェッショナルレベルの性能を提供します(ラッキーコーヒーマシン株式会社 企画部 マーケティング企画課 加藤菜月さん)

1927年創業のエスプレッソマシンメーカーが家庭用に設計したモデル。ポルタフィルター、断熱ボイラー、真鍮製抽出ユニットなど、ランチリオの本格的な抽出技術を家庭で手軽に楽しむことができ、カプチーノやマキアートなど、甘美な泡とクリーミーなスチームミルクを作るプロの感覚が味わえるエスプレッソマシン。W235×H340×D290mm、14kg、ボイラー容量300ml

13. 雑味のないクリアな1杯を家庭でも実現

ウェバーワークショップス
「The Key」(30万9400円)

静かでスリムで、一流カフェの機材を超えるパワーと精度が気に入っています。静音なので早朝に家族を起こしにくく、どんなカウンターにも馴染む上質なデザイン。忙しい朝でも思わず手が伸びて、その一杯で一日が気持ちよく始まります!(WEBER WORKSHOPS 国内広報部 スミス タークウィンさん)

アップルで「iPod nano」を開発したエンジニアが、福岡県糸島市を拠点に設立したコーヒー器具メーカー、WEVER WORKSHOPS。「THE KEY」は家庭のキッチンにも置きやすいサイズで、プロも納得の高精度な挽き目を実現した電動グラインダー。メンテナンスの容易さやプロダクトとしての美しさに惹かれて世界中から注文が届く。W109.2×H349.6×D248mm、9kg

▲要となる刃は、エスプレッソグラインダーのトップメーカーであるイタリア・MAZZER社製の83mmコニカル(円錐)刃にTiNコーティングしたものだ

>> 特集【憧れの一生モノ名鑑】

※2025年11月6日発売「GoodsPress」12月号62-77ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/円道秀和>

 

【関連記事】

◆設立50周年を迎えるシップス。トラッドな空気が溢れる逸品たちは大人こそ欲しくなるものばかり
◆マムート160年の技術を凝縮。「ドライ・ダウン コレクション」から注目アイテムを厳選
◆満潮・干潮をひと目で把握。ボールウォッチの潮汐表示機能付き機械式腕時計が海遊びの精度を上げる!

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする