【3台目】むしろ“不便さ”が楽しい。シン・カメラ体験
FUJIFILM(富士フイルム)
「X half」(10万2300円)

FUJIFILMの「X half」は、フィルムカメラの体験を現代的に再解釈したユニークなカメラです。
撮影後すぐに写真を確認できないフィルムモードなど、あえて不便な仕様が特徴。効率重視のデジタルカメラとは真逆の設計ですが、その余白こそが写真を楽しむ感覚を呼び覚ましてくれます。
▲FUJIFILM X halfで撮影
縦構図を基本としたハーフサイズスタイルは、スマホ時代のSNS文化とも相性抜群。
さらに特徴的なのが「2-in-1」機能。1枚撮影してからフレーム切り替えレバーを引くことで、2枚1組の写真を撮影できます。組み合わせ次第で表現の幅が広がり、遊び心のある写真が楽しめます。

フィルムモードでは、設定した枚数を撮り終えるまで写真を確認できません。結果が分からないまま撮り進める時間は、フィルム時代のワクワク感を思い出させてくれるでしょう。
>> FUJIFILM
【4台目】上質な素材感と高い描写力を誇るプレミアムコンデジ
Leica(ライカ)
「ライカ Q3 43」(122万1000円)

コンデジの中でも特別な存在なのがライカのQシリーズ。ライカ Q3 43は6030万画素のフルサイズセンサーと高性能レンズを搭載したカメラで、価格は100万円を超えます。非常に高級なカメラですが、手にした瞬間に「良いモノだ」と感じさせる魅力があります。

金属ボディの質感や操作感など、触れるたびに道具としての完成度の高さが伝わってくるよう。本機は所有する喜びまで含めて楽しめるカメラです。
▲ライカQ3 43、シャッタースピード1/1250秒、F2.0、ISO100
また、43mmという自然な画角と高性能レンズが生み出す描写は圧巻。シャープさと自然なボケを兼ね備え、風景からポートレートまで幅広く対応します。
▲ライカQ3 43、シャッタースピード1/800秒、F2.8、ISO100
さらに、JPEGでも魅力的な色が出る「Leica Looks」など、撮って出しの写真がそのままSNSでも映えるのも現代的なポイント。なお、スマホアプリも使いやすく、撮った写真をすぐ共有できるなど、使い勝手も申し分ありません。
>> Leica
【5台目】6100万画素のフルサイズセンサー搭載したコンデジの域を越える1台
SONY(ソニー)
「RX1R III」(65万8900円)

約6100万画素のフルサイズセンサーと35mm単焦点レンズを搭載した「RX1R III」。コンパクトながら、αシリーズと同等のAF性能も備えています。
この画質と機能をここまでコンパクトに持ち出せるのは驚異的。日常の中で気軽にフルサイズの描写を楽しめる贅沢なコンデジです。

高画素センサーとZEISSレンズの組み合わせが生む描写力は圧巻の一言。細部まで解像する写真は、コンパクトカメラとは思えないレベルです。

ジャケットのポケットや小さなバッグに収まるサイズ感も魅力。大きなカメラを持ち出さない日でも、自然にフルサイズを持ち歩けます。
▲ SONY RX1R III、シャッタースピード1/2000秒、F4.0、ISO160
起動やAFのレスポンスはかなり速く、カメラとしての性能は折り紙付き。散歩や日常のスナップでも、ふとした風景を撮りたくなります。
>> SONY
* * *

スマホで写真を撮るのが当たり前になった今だからこそ、あえてカメラを持つという選択が、新しい楽しみ方として広がっている。そんな空気を感じます。
今回紹介したカメラは、どれも写真を撮る時間そのものを少し豊かにしてくれる存在。気軽に持ち歩けるコンデジは、これからのカメラのスタンダードになっていくのかもしれません。
<取材・文/田中利幸>
【関連記事】
◆マルチツールの新機軸。キャプテンスタッグが手掛けるカメラ道具ブランド誕生
◆新作登場、シャオミの “ライカスマホ” はどちらを買うべき?
◆キヤノン「PowerShot」が30周年。ということはコンデジの歴史もほぼ30年ということです
- 1
- 2

































