【2026 MODEL CARS】
日本を代表するダイキャスト製ミニカー「トミカ」シリーズが56年目の歩みを続けている。半世紀を超える歴史の中で様々な展開を打ち出し、トミカファミリーは拡大の一途。その「トミカ」が進もうとしている現在と未来を探る。
* * *
「トミカ誕生55周年(2025)の取り組みの中でも『TOMICA OWNERS MEETING』は、長年のファンへ感謝を伝え交流を図る絶好の機会となりました。好評をいただき、今年から恒例イベントとして例年開催する予定です!」と語るのはブランド担当の吉原さん。本イベントにおいて特に反響を呼んだ商品が「トミカREBORN」で、これは~トミカの歴史を彩った車種を現代品質で甦らせる~というファン待望の新機軸だ。
またキダルト向けブランド「tomica」で始動した「tomica+」では新製品「tomica GARAGE」が大ヒットを記録したほか、提供TV番組『トミプラワールド のりのりタイムズ!!』もチビっこに大ウケと、少子化の時代にあってもトミカの世界は絶好調。
とりわけ「トミカプレミアム」は発売から10年で累計販売台数が2200万台以上(※)と大きく成長を遂げている。「トミカプレミアム」がキダルト向けゆえ気がかりなのが、トミカリミテッド ヴィンテージ(以下TLV)との競合である。当初“1/64統一スケールで、トミカ誕生以前の車種をモデル化する”として始動したTLVだが、2006年にはそれ以降も取り上げる「TLV NEO」が登場。しかし「大人ユーザーは『スカイラインを集める』等、車種ごとのファンが多いためトミカとはいい意味で共創関係と言えます」とはTLVの企画を担当する圓道さん。
またTLVの生みの親である小林課長は「近年ミニカー界にはSNSでカージオラマを公開する流行があります。TLVでは定期リリースに加え、『トミカラマ ヴィンテージ』と銘打ったジオラマ商品手掛けることで“集める+α”を提案しています」と語り、吉原さんも「トミカはやはり玩具ですので、大人ファンの方にも箱から出して愛でたり、ジオラマを撮影して楽しんでほしい…そういう想いを抱いていたため、シーンを演出できる『tomica GARAGE』のヒットは嬉しかったですね」と語る。
未来のファンを育むべく実車メーカーも熱視線を送る“小さな本物”。令和8年丙午も、トミカは快走を続けるに違いない。
▲小島よしおさん出演の提供番組。トミカ、プラレールの魅力を伝える
▲初開催「TOMICA OWNERS MEETING」は大成功。例年開催予定
※2025年8月時点
■ファンの想いが形になった!
「トミカREBORN」






トミカ55年の歴史を彩った人気車種をリメイクする新シリーズ。第1弾は「マツダ ファミリア 1500XG」、第2弾は「日産 スカイライン GT-R」でいずれも880円。最新の品質、造形、彩色で憧れをより鮮やかに甦らせる。
©TOMY
<今回お話を伺った “トリオ・ザ・トミカ”>
タカラトミー トミカ事業部
マーケティング課長 吉原有也さん
トミカブランド運営の重責を担う吉原さんの “思い出の愛車 ”は、『トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド 機動救急警察』モデル。「私が手掛けたアニメ・映画のドリームトミカとして思い出深いです」

トミーテック 企画部課長
小林新吾さん
トミカリミテッド ヴィンテージ生みの親である小林さんの“思い出の愛車”はトミカ「日野ハシゴ消防車」だ。「子供の頃、遊んでよくハシゴを壊しまして、その都度買ってもらえた嬉しい記憶からです」

トミーテック 企画部 スペシャリスト
圓道 智さん
ミニカー雑誌編集者からトミーテックへと転身した圓道さんの“思い出の愛車”は、「リアフェンダーのライン造形が美しいコスモスポーツとプロポーションの切れ味が秀逸なセリカXX2800GTです!」

【次ページ】今すぐ欲しい! トミカの小さな本物たちをチェック!▶
- 1
- 2


















