新しい「MacBook Air(M4)」は何が変わった? 新機能と新仕様をまとめてチェック

■機能面はWeb会議利用と外部モニター出力に注目

Macbook Air(M4)になって、新たに対応した機能もいくつかあります。

1つ目は、Web会議などで使えるカメラ機能です。MacBook Air(M4)では、カメラの仕様が「デスクビューに対応した12MPセンターフレームカメラ」へと変わり、自動で画角の中心にユーザーを捉える「センターフレーム」や、手元を俯瞰したように映せる「デスクビュー」といった機能をサポートしました。通常のWeb会議ではさほど使わない機能かもしれませんが、配信を行う側に回る機会が多いならば、恩恵があるかもしれません。

MacBook Air(M4)の「デスクビュー」機能の使用イメージ

▲「デスクビュー」機能で手元を写しているイメージ

2つ目は、外部モニターに接続した際に、本体のディスプレイでの表示を維持しつつ、さらに最大2台の6K外部ディスプレイへの出力を同時に行えること。M3搭載モデルでは、本体のディスプレイを閉じた状態なら2台に出力できるという仕様だったので、実質的に使える枚数が1枚増えたわけです。

MacBook Air(M4)の使用イメージ

▲2枚の外部モニターを接続し、計3画面を使って作業できる

 

■新色「スカイブルー」を追加

外観に関しては、基本的には2022年モデル(M2搭載世代)から大幅刷新された新世代のデザインを踏襲しています。ディスプレイサイズが13.6インチと15.3インチの2サイズ展開であることも従来通りです。

一方、M3 → M4世代間で変化があったのは、カラーバリエーション。MacBook Air(M3)では「シルバー」「スターライト」「ミッドナイト」「スペースグレイ」という4色のラインアップでしたが、MacBook Air(M4)ではここから「スペースグレイ」が無くなり、新色の「スカイブルー」が追加されています。

MacBook Air(M4)の画像

▲新色「スカイブルー」

そのほか、細かい部分ではありますが、日本語キーボードにおける「英数」「かな」キーの表記が、それぞれ「ABC」「あいう」に変わっていることも一応チェックしておきましょう。また、ユーザーの使い勝手には関係しないところですが、環境面を配慮した素材の話として、55%以上に再生素材が使われていて、特にバッテリーに関しては、Macで初めて95%以上の再生リチウムが含まれているということも、トピックのひとつではあります。

*  *  *

そのほかの仕様については、

(1)ディスプレイ輝度は最大500ニトの輝度に限られるものの、色表現が10億色に対応していること

(2)インターフェースにはMagSafe端子やThunderbolt 4ポートx2、3.5mmヘッドフォンジャックなどを備えること

(3)空間オーディオに対応した4スピーカーのサウンドシステムや3マイクアレイを備えること

(4)通信仕様としてはWi-Fi 6EやBluetooth 5.3に対応していること

などを押さえておけば、他モデルとの比較検討時に役立つでしょう。

MacBook Air(M4)の画像

▲左側面にMagSafe端子とThunderbolt 4を、右側面に3.5mmヘッドフォンジャックを配置

なお、ストレージ構成は従来通り256GB、512GB、1TB、2TBの4サイズ。Apple Storeオンラインでの製品価格は16万4800円から。

この価格は、たとえば上位モデルの最小構成となる14インチMacBook Pro(M4)の24万8800円と比べてみると8万4000円も安くなります。もしディスプレイの輝度やインターフェースの差などを割り切ることができるのであれば、MacBook Air(M4)の低容量モデルはお得感の際立った候補となるでしょう。

>> Apple「MacBook Air」

<文/井上 晃

井上 晃|スマートフォンやタブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスについて取材。Webメディアや雑誌に、速報、レビュー、コラムなどを寄稿する。X

 

 

 

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