軽快さそのまま、タフに進化。アークテリクスの新生「ベータ SV」シリーズは生地に注目

改めて、「BETA SV JACKET」を見ていくと、まず目を引くのは、ヘルメット対応の3点アジャスター付きストームフード。視界を確保しながら顔まわりを的確にプロテクトし、強風下でもバタつきを抑えます。

アークテリクスらしい立体裁断は健在で、腕を大きく上げても裾が引き上がりにくい設計です。

ベンチレーションはピットジップ仕様。急登や稜線歩きなど、行動量が増す場面でも温度調整が容易です。ポケットはアルパイン使用を前提に、チェストポケット、ハンドポケット、内側のダンプポケットなど計5つを配置。

ハーネス着用時でもアクセスしやすい位置取りになっています。さらにフロントは2WAYジッパー。ビレイ時やロープワーク中の使い勝手にも配慮されています。

カラーは、鮮やかなブルーのFluidity、Tatsu / Mantis、Blackをラインナップ。山だけでなく、街なかにも映えるカラーです。

「BETA SV PANT」も同様に100デニールGORE-TEX PROを採用。ジャケットと組み合わせることで、アルパイン環境における全天候型システムが完成します。

レギュラーフィットながら可動域を確保した立体構造で、急斜面での足上げや岩場での動きも妨げません。裾まわりはブーツとの干渉を考慮した設計で、悪天候下でも確実に防水性能を発揮します。

重量は抑えつつ、耐久性は大幅に向上。軽さを武器にするハイクでも、岩稜帯に踏み込む局面でも対応できるバランスです。

なお、2026年2月5日以降、ブランドストアおよび公式オンラインストアで購入したGORE-TEXアパレル製品は、10年間の無償保証へと保証内容がアップデートされます。高価格帯のハードシェルを選ぶうえで、耐久性と同じくらい重要なのが“長く使える体制”です。製品寿命を前提とした保証制度は、SVというモデルの思想とも重なります。

先述の通り、今回のアップデートは単なる生地の変更ではありません。アルパインというフィールドに正面から向き合い、ベータの上位にふさわしい仕様へと再定義した一着。山で本気で使うハードシェルを探しているなら、新生BETA SVは間違いなく有力候補になるでしょう。

>> ARC'TERYX

<文/若澤 創(GoodsPress Web)>

 

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