吉田由美の眼☆日産「リーフ」でクルマ旅へ。充電中は“もぐもぐタイム”でリフレッシュが正解!

■EVに優しい街“軽井沢”でスノーバギーに乗る!

さて、旅の模様をお伝えする前に、まずは新型リーフのことを少しおさらいしておきましょう。

昨2017年のフルモデルチェンジを機に、リーフはデザインを一新。先代モデルの草食系デザインから、切れ長のヘッドライトが印象的な顔つきへと変身しました。また、全長と全幅をそれぞれ拡大させながら、全高は低く抑えるという今どきのボディスタイルに加え、ボディカラーの巧みな使い方による引き締め効果もあるのか、先代モデルと比べてシュッとスタイリッシュになりました。

でも、一番変わったのは、EVの一番のウイークポイントともいうべき航続距離。カタログには、最上級グレードの「G」で“一充電400㎞”と謳われていますが、もちろんこれは、道路状況や運転の仕方で変わります。エアコンやシートヒーターなどを気にせず使い、ストレスなく走ってみた時の航続距離は、だいたい280㎞くらい。これを長いとみるか短いとみるかは、その人がクルマをどのように使うかで変わるでしょうね。

またEVの場合、充電時間が長いこともネガティブな要素かも。燃料の給油ならほんの数分間で済みますが、電池残量次第では、急速充電器を使っても30分くらいかかります。東京から軽井沢へのルートだと、高速道路にあるサービスエリアのほとんどに急速充電器が設置されていますが、充電しようと立ち寄った時、すでに充電中のクルマがいたら…と考えると、せっかちさんには向かないかもしれません。

でも、モーターの特性を活かした、EVならではの勢いある加速を体験すれば、せっかちさんも思わずうなっちゃうかも。それと、アクセルペダルだけで発進・加速・減速・停止までをコントロールできる日産自慢の“e-Pedal (e-ペダル)は、新鮮なドライブフィールを味わわせてくれます。「ノート e-POWER」に先行搭載されたe-Pedalですが、リーフのそれは一段と進化。モーターによる回生とブレーキを併用することで、アクセルを戻すとブレーキを踏んだかのように、確実に減速するようになりました。また、運転中、アクセルからブレーキへと足を踏み換える回数が減るので、疲労軽減に効果があるほか、アクセルとブレーキの踏み間違えも抑制してくれそうです。

疲労軽減といえば、安全運転にも効果のある“プロパイロット”も、新型リーフの魅力ある機能。高速道路を走行中、車速と、前を走るクルマとの車間距離を設定すれば、あとは一定速で走行し、前方の車間距離が短くなれば、自動でブレーキを調整するなどし、前走車について走ってくれます。しかも、車線からはみ出そうとした時は、ハンドルを操作してきちんと車線内に導いてくれるので、追突防止にも車線のはみ出し防止にもお役立ちのメカ。もちろん、100%システム任せにはできませんが、保険的な役割として、ドライバーの負担はだいぶ減らしてくれます。

今回、リーフで訪れた軽井沢は、実はEVに優しいエリア。宿泊した「ザ・プリンス軽井沢」には、併設するショッピングプラザに普通充電器が5基。そして、軽井沢町役場には、無料で利用できる急速充電器が設置されています。今後、現在以上にEVが普及したら足りなくなってしまうかもしれませんが、その頃は、クルマ自体の航続距離がさらに延びたり、充電時間が短縮されたり、あるいは、充電自体のスタイルが変わっていたりするかもしれませんね。

軽井沢では「軽井沢プリンスホテルスキー場」で行われている“ナイトアドベンチャー(スノーライド)”を体験しました。夕方、ゲレンデに集合し、スノーバギーのレクチャーを受けていると、いい感じに日が暮れていきます。

今回乗ったバギーは、BRPの「Can-Am ATVアウトランダー」。タイヤの代わりに、ブルドーザーなどでお馴染みの“クローラー”を装着したバギーですが、軽量化されたアルミフレームはオフロードでも耐えられる構造になっている上、強化ゴム製のクローラーは衝撃を緩和しつつ、大きな段差も乗り越えられるため、安定感は抜群です。

スピードは、左のグリップに付くレバーでブレーキを、同じく、右のグリップに付くレバーでアクセルを操作して調整。今回試乗したバギーは、スピードが出過ぎないようあらかじめ制限されていましたが、条件次第では雪上でも60㎞/hくらいは出そうです。操作が簡単なのですぐに慣れますが、思ったよりも回転半径が大きいので、そこだけは注意。ただし、転倒の心配は少なそうですし、インストラクターの方が近くを走ってくれるので安心感は高いです。そして、バギーでゲレンデを駆け上ると、遠くに雄大な浅間山の姿と、軽井沢の美しい景色を楽しむことができました。

ちなみに、ゲレンデ付近には雪がまだ残っていたこともあり、ホテルとゲレンデの移動には、アクティブSUVの「エクストレイル」が活躍してくれました。エクストレイルといえば、先のマイナーチェンジでプロパイロットを搭載したのが大きなトピック。日産車のモデルチェンジでは、当面、電動化や自動運転関連の技術が、随時搭載されていきそうです。

【次ページ】天然水の工場では“電気バス”を体験!

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