[Gear Maniax #116] その明るさラスボス級!60000ルーメンってクレイジーすぎ!

ボディは重く、2kg弱。この状態での撮影はなかなか苦しいものがあります。しかし、鉄パイプのような把持部はガッチリと握れます。ヘッド直系112mm、全長289mmのサイズは普段見慣れているCR123Aクラスのライトとは比較にもなりません。小技を一蹴するようなハイパワー感が魅力的。

ぶっといボディの後部には充電プラグがあり、車載12Vコンセントから電源をとっての充電が可能です。充電のインジケーターもなかなかかっこよろしい感じがします。

ヘッド側面にはカメラの三脚用の穴がありますが、アカリセンターにあるクイックシューは小型のものしか装着できませんでした。大型ライトの場合、三脚用の穴があっても周辺に段差が多く取り付けできないことがあるのです。

この三脚穴を利用して付属のキャリングハンドルを装着すれば、握力のない方でも持ち運びやすくなります。このキャリングハンドルはなかなか面白く、18650電池1本を搭載して空冷ファンとして機能します。上部のスイッチを長押しすればスタート。

動作音は大変小さく、実用上は気にならないと思います。指をかざしてみると意外に微風ですが、この手の機能はボディ表面にまとわりつく境界層の熱い空気を剥がせれば十分です。

凶悪な面構え。

周辺に12個のXHP70.2、中心に1個のXHP35 HIというマルチLEDですが、別々に点灯させることはできないようです。それにしてもこれほど複雑なリフレクタの形状は、あまりお目にかかることはありません。

では、お楽しみの照射。

はい。なるほどね。ちょっといい加減にしろって感じの明るさですね。

これは誇張は一切していません。これ↑が同じ設定で室内用の蛍光灯を全て点灯した画像です。

1000ルーメンクラスを撮る設定では大惨事になるということがわかるだけで、なんのインフォメーションも得られませんので明るさを絞ってみます。

これでもULTRA LOW…。左右まで回り込む広い周辺光が特徴です。ライトを前に出さないと周辺光が写真に収まりません。

全体の配光のほとんどは周辺のXHP70.2が作り出しています。巨大なXHP70.2に小さな口径のリフレクターを合わせていますので、外観から予想できる通り、基本的には拡散傾向の照射です。

しかしさらにカメラで明るさを絞って見てみると、中心にもっと小さな中心光があることがわかります。

これは遠射系のXHP35 HIによるもので、ワイドな「X70」の配光に刺すような中心光を与えています。

この組み合わせにより、60000ルーメンの多灯ライトというワイド系の仕様ながら、最大照射距離1150mという驚異的な遠射性も併せ持っているのです。

場所を変えて倉庫の1Fで。奥で出入り口用の蛍光灯が点灯していますが、「X70」は掻き消してしまう勢い。やはり明るい。

街灯が多くあり、懐中電灯がいらない屋外でも非常に明るい照射が可能。アカリセンターの倉庫はもちろん、近隣にも多大な光を撒き散らします。あんまり自社の近くで試したくないライトです…。

この季節ということもあり、ボディサイズの余裕もあり、ターボモードでも「X80」シリーズほどのデンジャラスな過熱はありません。そういう意味では使いやすい。ボディサイズはやはり正義です。

しかし夏場はクーリングファンがあった方が良いかもしれませんね。

こいつを野外で使用すれば、それがどんな場であってもたちまち注目を集められます。この明るさを必要とするのは本気のガチ勢とマニアだけのような気もしますが…。モンスター級ライト「X70」。時代はここまで来たか、という感じです。(アカリセンター価格:6万5999円)

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(文・写真/アカリセンター

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