■AIを用いた新しい撮影モードを追加
背面カメラは広角(5000万画素/F値1.9)+超広角(1300万画素/F値2.2)+望遠(3200万画素/F値2.4)という構成。メインで使う広角カメラには1/1.56インチの大型センサーを採用。従来よりもブレ補正の性能を高めた6軸ジンバルモジュールが搭載されています。望遠カメラは光学3倍ズームで撮影でき、デジタルズームは最大30倍。
▲強力な手ブレ補正機能を備えた5000万画素カメラをメインとするトリプルレンズカメラを搭載
実際に撮影してみると、レンズによって若干色味に差が出るものの、どの画角でも明るく撮影できました。デフォルトの色調はナチュラルですが、「Photo Vibe」という機能で好みの色調に変えることが可能。フィルターのように色味が大きく変わるわけではなく、手動でホワイトバランスやコントラストを調整するよりも簡単なので、積極的に活用できそうです。
▲超広角(0.7倍)で撮影
▲広角(1倍)で撮影。4つの画素を1つの画素として使い、明るく撮れる仕組み
▲広角(2倍)で撮影。5000万画素のうちの約1200万画素を使って、光学ズーム相当の画質で撮れる
▲望遠(3倍)で撮影。10倍までは「Hyper Clarity」という超解像技術によって、ほとんど劣化が気にならない画質で撮れる
▲室内で料理を撮った作例。ナチュラルな色調で写った
▲借りている間に近所で花火大会があったので撮ってみた。夜景モードを使わず、通常モードでもここまでクリアに写った
▲4つの設定から選べる「Photo Vibe」は、色温度とコントラスが調整される
新たにAIを用いたユニークな撮影モードが追加されています。ひとつは「AI流し撮り」。本来は、動く被写体を追従するようにカメラを水平に動かして撮る技法を、Zenfone 12 Ultraなら、ただシャッターを押すだけで撮れます。「AI流し撮り」を選択して、動く被写体がフレームに入ったらカシャッ。被写体にピントが合い、背景が流れるようにボケた写真が合成される仕組みです。
▲「AI流し撮り」はブレ方が異なる3つの画像が提案され、選択して保存できる
もうひとつは「AIトラッキング」。これは、指定した被写体をピントが追従し、その被写体がメインとなる動画が撮れるモード。愛犬を遊ぶ様子を撮ってみたところ、自動でズーム操作が行われるのが便利。被写体に近づいたり、慌ててズーム操作をしたりといった手間が省ける趣向です。
▲「AIトラッキング」は動く被写体を指定するとAFが追尾し、ズームも自動で調整される



































