「Galaxy Z Fold7」は劇的に薄くなり、「Galaxy Z Flip7」は外画面がフルディスプレイ化

■2億画素カメラを搭載し、カメラ性能もトップクラスに

アウトカメラは広角(2億画素)+超広角(1200万画素)+望遠3倍(1000万画素)という構成。広角カメラは前モデルの5000万画素から2億画素へと進化し、特に暗い場所での撮影性能が進化しているとのこと。

▲2億画素をメインとする3眼カメラを搭載

実際にいろいろな被写体を撮影してみたところ、ナチュラルな色合いで写りました。最近のスマホは夜景が明るく写りすぎる傾向がありますが、 Fold7は暗い部分はちゃんと暗く、夜らしい雰囲気を生かした写真が仕上がります。

▲超広角(0.6倍)で撮影。ナチュラルかつ鮮やかな色で写る

▲広角(1倍)で撮影。デフォルトでは1200万画素で記録される

▲広角(2倍)で撮影。光学2倍ズーム相当のクッキリとした画質で撮影できる

▲望遠(3倍)で撮影。広角カメラとさほど変わらない色調で写った

▲デジタルズームは最大30倍。そんなに画質は粗くならない

▲夜景もバランスのよい明るさで撮影できる

なお、端末を開くと、高性能なアウトカメラで自撮りができることも折りたたみスマホの利点です。

Galaxyは昨年来、クラウドとオンデバイスのハイブリッドなAI機能「Galaxy AI」に注力しています。前モデルからの進化点としては、自分に最適化した情報が表示される「Now Brief」が利用可能に。また、Googleの「Gemini Live」の利用時に、カメラを起動して画像を共有しながら質問できるようになったのも便利。撮影した動画のノイズを除去できる機能は他のアプリにも拡張され、「ボイスレコーダー」で録音した音声などでも利用できるようになっています。8.0インチの大画面は画像生成や画像編集にも重宝。AI機能を存分に活用したい人には非常に魅力的な端末といえるでしょう。

▲ホーム画面の設定されたウィジェットから起動できる「Now Brief」(左)。「Gemini Live」ではカメラを起動して、共有した画像について質問したりできる(右)

▲ウェブを表示したままで「Gemini」を起動し、内容を要約したりもできる

▲他メーカーを一歩リードする多彩なAI機能を搭載。いずれも無料で利用できる

▲画像編集時に元の画像と並べて表示できるのも便利

ただし、価格はそれなりに高額です。サムスンのオンラインストアでの価格は、12GB+256GBモデルが26万5750円、12GB+512GBは28万3750円、16GB+1TBが32万9320円となっています。各キャリアでの価格は、サムスン直販と同等もしくは若干高いですが、次の機種変更時に返却する端末購入サポートを利用することで、実質的な負担額を抑えられます。

 

【次ページ】「Galaxy Z Flip7」は何が変わった?

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