2025/05/31（土）更新

第63回静岡ホビーショーでプラモの達人が「作りたい！」と思った新作キット7選

【達人のプラモ術】
番外編
第63回静岡ホビーショー

さて！　いよいよ1/48 フェアリー・ガネットの完成編をお送りします…と言いたいところではありますが、今回は5月14日（水）～18日（日）の5日間（一般公開は17日と18日の2日間）にわたり開催された第63回静岡ホビーショーの達人視点レポートをお送りします。ガネット完成編は次回のお楽しみ！　ということでヨロシクです！

▲毎年5月、静岡ホビーショーが開催されるツインメッセ静岡。バックには展示されていた陸上自衛隊の車両がチラリ

▲ツインメッセ静岡では、お馴染みのプラモデルのランナーをイメージしたモニュメントが迎えてくれる

▲天気の回復した18日（日）、展示された陸上自衛隊富士学校の16式機動戦闘車や軽装甲機動車は多くのギャラリーの注目を集めていた

長谷川迷人｜東京都出身。モーターサイクル専門誌や一般趣味雑誌、模型誌の編集者を経て、模型製作のプロフェッショナルへ。プラモデル製作講座の講師を務めるほか、雑誌やメディア向けの作例製作や原稿執筆を手がける。趣味はバイクとプラモデル作りという根っからの模型人。YouTubeチャンネル「
モデルアート公式チャンネル」などでもレビューを配信中。

■静岡ホビーショーを堪能する

今年も静岡ホビーショーは、14日（水）と15日（木）が業者招待日、16日（金）が静岡県内の学校を対象とした「小・中・高校生招待日」となり、この3日間は一般の方は入場できません。

そしてお待たせしました！　17日（土）と18日（日）の2日間がどっぷりとホビーを満喫できる一般公開日でした（入場無料／事前登録が必要）。また17日と18日の両日には、今回が第34回となる世界最大級の模型展示会「モデラーズクラブ合同作品展」が同時に開催。国内外の模型クラブによる12000点を超える展示作品が一堂に会しました。この規模の模型の展示会は他になく圧巻の一言。モデラーならずとも必見です。

▲17日（土）は生憎の雨。それでも会場内は朝からギャラリーの熱気で溢れていた

■雨と静岡ホビーショー

週末2日間の一般公開日は4万人の入場枠が用意されていましたが、わずか4日間で事前申し込みの枠の定員に達してしまい、参加できずに泣いたファンも多かったようです。達人は16日（金）から参加。一般公開日の17日（土）は朝から生憎の雨でしたが、開場2時間前には入場待ちの長い行列ができていました。

▲モデラーズクラブ合同作品展会場も多くのギャラリーで賑っていた

▲モデラーズクラブ合同作品展会場で見たポケール製 1/8 アルファロメオ8C・2300（※）。完成品はじめて見ました。そして完成度高し！

※ポケール（Pocher）社はイタリアの精密模型メーカーで、1/8スケールという大型のカーモデルを販売していたメーカー。そのキットはプラスチックをメインにしていながら、ダイキャスト製焼付け塗装済みボディ、さらに個々の部品は金属をはじめ様々な素材を組み合わせられた超が付くくらいマニアックなカーモデルキット。製作の難易度はハンパなく高い。