見た目以上の収納力がちょうどいいミーンズワイルの「ミニマルボディバッグ」。再販が繰り返されるその理由を徹底解析!

■どんなシーンでも使いやすい収納力

▲バッグ自体の重量はたったの50g程度

つづいて、実際にワタクシ自身が使用してみての使用感をお伝えします。

まずは持ってみて感じたのは、とにかくその軽さ。モノを入れずに約50gということで、昨今のポテトチップス系がだいたい60g前後ですので、ポテチを一袋持ち歩く感じと言っても過言ではないでしょう。もちろんモノを入れていない状態の話ですが。

ワタクシ、基本は斜め掛け派。着用時はベルトを調整するときっちりロックするから、ちょっとした動きなどでブレるコトはありません。藤崎さんのインタビュー中にもありましたが、本体とベルト部をつなぐダンパーの伸縮のおかげで、体にピッタリとフィットさせていても、体のどんな動きに合わせてフィットしてくれます。これならミョーな体の動きで突如苦しくなって、いちいちベルトを緩める必要もなさそう。

▲コチラがベルトを調節するバックル部分。DカンとはD状のパーツのコト

ベルトを緩めたいときは、Dカン部分を引っ張ることでスッと緩むので、バッグの脱着がかなり簡単なんです。

▲Dカンを引っ張れば簡単にロックが解除され、ベルトが緩みます

蛇腹状の本体を広げると、おそらく通常のパンツのポケットふたつ分くらいの収納力はあるかと。スマホはヨセミテストラップで斜め掛け派なので入れずに、大きめのガマ口財布と名刺入れ、SUICAなどのカード類、カギ類、のど飴など、いつもポケットに入れて持ち歩いているかさばるモノたちが、このバッグのなかにスッキリ収納しました。

▲大きめのガマ口財布もスッキリ収納

本体部についているDリングは、カギを付けるというのももちろんアリだけど、例えば、カラビナでスマホを接続して、スマホストラップ的な使用法もアリかと。

▲バッグ本体サイドに設置されているDリングはさまざまな使用法が考えられます

ウエストバッグ的な使用法であれば、シャツやアウターなどの上着が被ってバッグが見えなくなるし、しかも、ベルトとして使用すれば、紙幣を入れられるので、旅行時などはセキュリティーベルトバッグとしても使えるのもいいですね。

▲折り畳み時は通常のベルトと同じくらいの太さなので、ベルトループに通せばベルトとしても使用可

耐久性に関しては、前述のUltraWeaveの特性を見ればナンの問題もないかと。

散歩時のメインバッグとして、旅行時のサブバッグとして、そしてベルトとして。さまざまな使い道が考えられるmeanswhileの「UltraWeave Minimal Body Bag」。

野球的に「打つ」、「走る」、「守る」的な、「強い」、「軽い」、「使い勝手がいい」の、まさにボディバッグ界の三冠王と言っても過言ではないでしょう。

>> meanswhile

meanswhile
「身体に最も近い道具」
日常着である以上、服は衣装ではなく道具である。 人の活動に付随するのが道具であり、デザインとはその道具がより機能するためにある。 道具が日常に馴染むたび、使い手のスタイルが築かれる。 そのスタイルこそが、ファッションとしてあるべきものである。

藤崎尚大(Naohiro Fujisaki)
meanswhile デザイナー
服飾大学卒業後、アパレルメーカーにて経験を積み、2014AW シーズンより独立。「日常着である以上、服は衣装ではなく道具である」をコンセプトに “meanswhile” を始動。 ファッションの持つ表面的で無稽な部分に、道具としての機能を追求したプロダクトを展開する。
2016 新人デザイナーファッション大賞プロ部門において最高位の賞を受賞。2019年にはTOKYO FASHION AWARD 2020を受賞。国内は元よりニューヨーク、パリ、香港などの多数のメディアに掲載されるなど今後活躍が期待されるブランドとして注目を集めている。

<写真&文/カネコヒデシ(BonVoyage)>

カネコヒデシ|メディアディレクター、エディター&ライター、ジャーナリスト、DJ。編集プロダクション「BonVoyage」主宰。WEBマガジン「TYO magazine / トーキョーマガジン」編集長&発行人。ニッポンのいい音楽を紹介するプロジェクト「Japanese Soul」主宰。 バーチャルとリアル、楽しいモノゴトを提案する仕掛人。http://tyo-m.jp/

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