Q4. 50ccの原付は乗れなくなるの?

原付一種の区分が新たに設けられただけなので、50ccのバイクは引き続き原付免許で乗ることができます。排気量50cc以下の原付に関する売買の制限もないので、中古車などを購入したり、譲渡したりも可能。昔の2ストロークエンジンを搭載した原付一種には最高出力7.2PSというモデルもありましたが、そんな車種でも引き続き乗ることが可能です。
Q5. 電動の原付はどうなるの?

近年は原付一種に区分される電動バイクも増えていますが、こちらも変わらず販売されますし、乗ることが可能です。原付一種に分類される電動バイクは「定格出力が0.6kW以下」というのが条件。定格出力とは指定された条件下で安全に、かつ安定して継続的に発揮できる力のことで、最高出力とは異なります。例えば最近発売されたヤマハの電動バイク「JOG E」は原付一種ですが、最高出力は1.7kW(2.3PS)です。
Q6. 新基準原付のメリットは?

原付二種をベースとしているので排気量に余裕があり、最高出力は抑えられているもののトルクは太く、発進加速などが優れているのがメリットといえます。車格が大柄で安定しているのも利点ですが、小柄な人にはデメリットに感じられる場合もあるかもしれません。そのためホンダの新基準原付「Dio110 Lite」では、ベースモデルに対してシート高を15mm下げる専用のローシートが装着されています。
ちなみに価格もベースモデルに比べて抑えられていて、原付二種の「Dio110」は28万6000円であるのに対して、「Dio110 Lite」は23万9800円です。
Q7. どんなモデルが購入できる?

現在販売されている新基準原付は前出のホンダ「Dio110 Lite」に加えて、「スーパーカブ110 Lite」「スーパーカブ110 プロ Lite」「クロスカブ110 Lite」の全4車種。半世紀以上の歴史がある「スーパーカブ」や、人気の高い「クロスカブ」にも原付免許で乗れます。ヤマハも台湾で販売している「JOG125」をベースとした新基準原付を2026年3月に発売すると報道されています。
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新しい排出ガス規制に50ccエンジンで対応することが難しいことから生まれたのが新基準原付というカテゴリーですが、普通自動車免許で運転できるバイクが引き続き購入できるのはありがたいことです。ホンダでは原付一種を「移動のための生活インフラ」と位置付けていて、引き続き新基準原付を生産している予定とのこと。他社も含めたラインナップの充実に期待したいところです。
<取材・文/増谷茂樹>
増谷茂樹|編集プロダクションやモノ系雑誌の編集部などを経て、フリーランスのライターに。クルマ、バイク、自転車など、タイヤの付いている乗り物が好物。専門的な情報をできるだけ分かりやすく書くことを信条に、さまざまな雑誌やWebメディアに寄稿している。
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