【大阪の名物みやげ】120年以上愛される老舗『総本家釣鐘屋』。門前町で生まれた名物菓子とは

【大阪の名物みやげ】120年以上愛される老舗『総本家釣鐘屋』。門前町で生まれた名物菓子とは

●大阪・四天王寺の名物土産「釣鐘まんじゅう」。その誕生秘話と美味しさの秘密に迫ります。

旅先で訪れる神社仏閣。参拝ついでに、そこでしか味わえない名物和菓子を食べるのも楽しみのひとつです。

聖徳太子が建立したと伝わる四天王寺から歩いてすぐの場所に、120年以上変わらない味を守り続けてきた老舗和菓子店『総本家釣鐘屋』があります。気になって近寄ってみると、店の中から甘い香りがふわり。奥では職人さんが型をくるくると動かしながらお菓子を焼いていて、カタン、カタンと金属が触れ合う音が響いています。

手際よく焼き上げていく様子に、思わず足を止めて見入ってしまいました。

◾️なぜ釣鐘の形?名物菓子の誕生秘話

 

 

▲重要文化財に指定されている「石の鳥居」から徒歩1分

▲重要文化財に指定されている「石の鳥居」から徒歩1分

同店の名物は、釣鐘の形をした「釣鐘まんじゅう」。このお菓子が生まれたのは、聖徳太子没後1300年の記念事業として、四天王寺に世界最大の鐘が造られたことがきっかけでした。当時、この大きな計画を聞いた門前町の商人たちは「何かできないか」と知恵を絞ります。そこで初代店主が思いついたのが、釣鐘をかたどったお菓子だったそうです。

 

▲四天王寺御用達の木札

▲四天王寺御用達の木札

残念ながら巨大な鐘は第二次世界大戦中に失われてしまいましたが、その姿が小さなお菓子となり、いまも多くの人に親しまれています。「釣鐘まんじゅう」は四天王寺境内の休憩所や本坊庭園のお茶室でも提供されており、店内には総本山四天王寺御用達と記された木札が掲げられています。

◾️5代目が守る、120年以上変わらぬ「手焼き」の味

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