◾️秘伝の出汁で味わう「きのこあんかけうどん」
▲「きのこあんかけうどん」1230円
注文からたったの3分で大きな器が運ばれてきました。この提供の早さも魅力のひとつ。せっかちな大阪人を待たせないよう、「いらっしゃいませ」の声と同時にコンロに火をつけ、ピーク時には10台のガスコンロを使って同時に調理しているそうです。
▲体に沁みる出汁の旨味
具はしいたけ、えのき、舞茸、しめじ。たっぷりの三つ葉がのっていて、横にはおろし生姜が添えられています。創業当時から変わらない秘伝の出汁は、カツオと昆布の風味が効いていてちょっと甘め。
▲うどんとよく絡む艶やかなあん
きのこの旨味がとろりとしたあんに溶け出し、三つ葉の爽やかな香りが全体をすっきりとまとめてくれます。途中でおろし生姜を足すとまろやかな出汁が一気に引き締まり、奥行きのある味わいに。
▲細めの平打ちうどん
麺は大阪うどんらしく、やわらかくてツルツル。最近は大阪でもコシのあるうどんが増えていますが、個人的にはこのやわやわ食感が一番しっくりきます。優しい出汁が染みた麺をすするたびに、胸の奥がほわんと温まりました。
◾️プロの寿司職人が握る「お寿司」
▲ショーケースには約10種類のお寿司が並ぶ
「お寿司はあちらからどうぞ〜」と店員さんに促され、入り口横のショーケースへ。お皿の柄によって値段が違うシステムで、好きなものを選びます。この日はマグロとタコ、えびがのった一皿を手に取りました。
▲好きな寿司の皿を自由に選べる仕組み。こちらはマグロとタコ、えびがのった一皿 590円
席に戻り、卓上に置かれている刷毛でしょうゆを塗ります。この刷毛で塗るスタイルは、関西の伝統的な寿司屋ではよくある光景なのだとか。普段回転寿司しか行かない筆者にとっては初めての体験で、なんだか特別な気分になります。
▲毎朝市場から仕入れた新鮮なネタを使用
熱々で甘めのうどんと、ひんやりとしたお寿司の対比がたまらなく良いんです。酢飯で口がさっぱりすると、またうどんの出汁が恋しくなる。無心で食べ進めてあっという間に完食しました。
◾️時間を選ばず帰れる“ふる里”
▲大きな「ふる里」の赤い提灯が目印
深夜でも、まだ太陽が出ていない早朝でも、雨の日の夕方でも、いつも同じ味で温かく迎えてくれる『谷町 ふる里』。移転して店構えは新しくなっても、この「変わらなさ」こそが何よりの贅沢です。ふと帰りたくなるみんなの“ふる里”のような存在として、今日も灯りを灯し続けています。
<撮影・文/安達春香>
谷町 ふる里
住所:大阪市中央区高津3丁目2-30 ヴァンデュール日本橋City Life1
TEL:06-6779-3090
営業時間:24時間年中無休
定休日:1月1日
@tanimachi_furusato
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