ハイエンドからエントリー向けまでラインナップが充実したスマホ&タブレット【GoodsPress AWARD 2022】

【GoodsPress AWARD 2022】

機能、デザインはもちろん、革新性、コストパフォーマンスなど、さまざまなアプローチで我々を刺激したアイテムを表彰する年末恒例「GoodsPress AWARD」。各ジャンルの識者が厳選した“2022年の顔”をぜひチェック。

2022年にはさまざまなスマートフォンやタブレットが登場。スマートフォンはメーカーごとの個性がぐっと伸び、タブレットはAndroid勢からも存在感のある機種が発売された一年だったといえるだろう。ここでは特に印象的だった6製品を選定した。

※2022年12月6日発売「GoodsPress」1・2月合併号22-23ページの記事をもとに構成しています

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2022年のスマートフォンで異彩を放っていたのが「Xperia 1 IV」だ。例えば、楽曲録音時は残響(リバーブ)やノイズが入っていない“デッド”な音の記録を目的に、スタジオを使用することが多い。しかし、同機の「Music Pro」アプリを使えばAI技術でどこでもデッドな音を再現できるという、スマホの新しい使い方を提案した。PixelシリーズのようなオンデバイスAIを活用した汎用的な方向性とは異なるが、まさに“好きを極める”をうたうブランドとして高く評価したい。

一方、AQUOSシリーズは「R7」が従来機種の弱点を堅実に克服し、使い勝手のよい機種として洗練された点に注目だ。また、普及価格帯の「sense7」は、1インチでこそないものの、一般的なハイエンドモデル並みの大型センサーを搭載してカメラ性能が大幅に向上。エントリー帯のブランドに対し、上手く付加価値を高めてきたといえる。

Androidタブレットには、NECから希少な12型製品が登場した。OPPOは日本市場で同社初のタブレットを展開。エンタメ用途なら要注目だ。iPad一強だった市場に多様性が生まれつつある。

ITライター 井上晃さん
スマートフォンやタブレットなどのデジタル機器をベースにしながら、最新ガジェットやデジタルサービスを幅広く網羅するIT系ライター。雑誌やWebメディアを中心に、レビューやコラムも寄稿している

 

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