地震に台風と季節を問わず襲いかかる天災に対しては、日頃の備えが肝心。とはいえ、準備は万全でもいざその時に使い方が分からないようでは宝の持ち腐れもいいところ。可能な限り気軽に使えて、日常と非日常をシームレスに繋ぐ“備えない防災”こと“フェーズフリー”アイテムを選びたいものです。
そして、食料や水、簡易トイレに並び、防災用品のなかでも近年注目を集めているのがポータブル電源。情報収集や連絡のために使いたいスマホの充電はもちろん、ライトをはじめさまざまな電化製品動かせる頼もしい存在です。当初は大容量なタイプがメインでしたが、最近増えてきたのが、程よいサイズ感のもの。2つめとして用意しておくだけでなく、調理家電のような大出力大容量が必要なものは使わない、スマホをはじめデジタル機器を家族全員数日間使えるように充電できれば十分、といったニーズに応えてくれる製品です。
また小さければ普段から出しておいてもジャマにならず、いざという時に持ち出しやすい軽さになります。そんな小さめサイズのポータブル電源を5製品、ご紹介します。
1. 小さくてもACコンセント付き
被災時に自宅にいるとは限らないもの。もしかすると、オフィスや出先で遭うことのほうが多いかも!? そんな時に活躍するのがサンワダイレクトの「700-BTL053」(1万9800円)。ライト型で、USB Type-A×4口、USB Type-C×2口とACコンセントを装備。PC付属のアダプタから電源供給できるなど、使える機器(100W以下)の幅が広がります。ライトは4つの点灯パターンと充電からSOSまで1台で丸っと装備しています。
>> 懐中電灯に見えて実はポータブル電源!高出力だからいろいろ動かせます
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