【「この春使える」旅モノ銘品&良品】
2025年も次々と新たな夢の企画をスタートするDREAMS COME TRUE。“はじまりの街”渋谷に「映画/音楽/演劇/ダンス/ファッション/食」などカルチャーの新たな発信装置、特設テントシアター「渋谷ドリカムシアターsupportedbyPage30」をオープンする。「ジャンルを超えた文化の発信基地に」と意気込む“仕掛け人”中村正人さんが語るプロジェクトへの想いと“モノ”への愛着とは!?
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■ドリカムが向かう新たな“旅”の行く先は…
ーー今回のプロジェクトはどういった経緯でスタートを?
中村 ひょんなことから堤幸彦監督と映画を作ることになったんですが、これがちょっと変わった作品でその面白さをひと言では説明しづらくて。だったらいっそ、それを上映するための小屋作りから自分たちでやっちゃえばいいんじゃない、と。これがもし製作委員会方式だったらきっと通らなかったと思いますが、今回は映画の製作自体に出資する形をとりました。
ーー専用の映画館を作るという発想はもちろん、それを実際に作っちゃうのもすごいです。
中村 ヤバイでしょ(笑)。でもたとえばアメリカでは、古いアパートを改造して、そこでエンターテイメントをやるみたいなことはわりとよくあるんです。最近は日本でも似たようなことをやっていますよね。
ーー確かに。期間限定の特設会場でそこでしか得られない体験ができる、という部分は相通じるものがありますね。
中村 今回の映画『Page30』も、境遇の異なる4人の主演女優たちがそれぞれに人生を賭けて臨む、ある種の“脱出ゲーム”でもある。そういう意味でも、環境そのものも一緒にお客さんには楽しんでもらえるといいかなと思いました。ちょうど運良く上映する場所が見つかったというのもありましたしね。
ーーしかも渋谷はデビューライブも行った、ドリカムのおふたりにとっても言わば“旅のはじまり”の地です。
中村 そうですね。シアターが建つのは、再開発が進んでいるエリアのちょうど反対側。僕たちのレストラン「sumileTOKYO」がある奥渋あたりとも違って、渋谷のど真ん中にあるのに、ちょっと取り残されている感じがまた良くて。原点に戻るじゃないですが、どこかあの頃の懐かしい雰囲気がまだ残っているんです。
PROFILE
DREAMS COME TRUEのプロデューサー/ベーシスト/コンポーザー/アレンジャー/プログラマー。歴史的メガヒットゲーム『ソニック・ザ・ヘッジホッグ1&2」の作曲/編曲を担当したことで世界中にファンを持つ。『渋谷 ドリカム シアター』で上映される新作映画『Page30』では、自らエグゼクティブプロデューサーも務めている
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