【“旬モノ”BEST BUY大捜査】
麺の太さやスープの種類、豊富な具材やトッピングなど進化が止まらないカップ麺。気になる新作も含め今食べるべき一杯とは? 食文化研究家の大和イチロウさんに聞いた。
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2025年は「昭和100年」と言われる年。昨今のレトロブームもあり、昭和がクローズアップされるタイミングでもある。そんな昭和の食文化で外せないカップ麺。現在も販売されているロングセラーの中には昭和生まれも多く、また、ここ2年ほどで復刻版や関連商品も登場しているという。食文化研究家の大和イチロウさんは語る。
「例えば1984年に明星食品から発売された『青春という名のラーメン』が令和にリニューアルされて販売されたり、1978年におみくじ付きカップ麺としてエースコックから発売された『大吉 焼豚しょうゆ』が北海道限定ながら2022年にリニューアルされたりしています。今回紹介した『完全メシ汁なしカップヌードル味』(日清食品)や『マルちゃん焼そば』(東洋水産)も大人には懐かしい馴染みのある味を再現したもの。この春はおいしさもさることながら昭和世代には懐かしく、平成世代には新鮮な“振り返り消費”がさらに加速しそうな勢いです」
食文化研究家 大和イチロウさん
インスタント麺ハンターとして「一日一麺」を37年で25000実食。インスタントラーメン専門店「やかん亭グループ」を主催し、国内外それぞれの食の魅力を探索中
【次ページ】懐かしの1杯から気になる1杯まで、全部食べたい!▶
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