“ロゴドンT”には抵抗あるけどなんか物足りない…という人に勧めたい「プリントT」という手段

【ポイント1】プリントTを大人っぽく着こなすなら、まずは“ベースカラー”で勝負!

▲左下)Tシャツ 9680円、左上)Tシャツ 9680円/ともにブランデット マキノ イチゴウ スガワラ(ともにBLANDET Tokyo)、中上)Tシャツ 参考商品/リミタート、右上)Tシャツ 2万2000円/ザ インター ナショナル アート コレクション (ともにノウン)、中下)Tシャツ 1500円、右下)Tシャツ 1500円/ともにユーティー(ともにユニクロカスタマーセンター)

プリントTは、どうしてもカジュアル色が強くなりがち。だからこそ、大人が選ぶなら“色”にこだわるべきです。まず間違いないのは、白か黒のベーシックカラー。プリントの存在感を引き立てながらも、全体の印象をぐっと引き締めてくれます。派手な色でインパクトを狙うより、シンプルな色使いで“余裕のある個性”を演出するほうが、今っぽくてスマートです。

さらに近年では、プリントのトレンドにも変化が。ブランドロゴを“ドン!”と押し出したデザインより、アートTやフォトTのように感覚的に楽しめる控えめなデザインが主流に。知っている人だけが気づく、そんな余白のある一枚こそ、2025年の空気感にフィットします。

【ポイント2】スラックスで品格をひとさじ。プリントTを“きちんと見せ”するテク

▲Tシャツ 9680円/ブランデット マキノ イチゴウ スガワラ(BLANDET Tokyo)、トラウザーズ 3万800円/バーンストーマー(HEMT PR)、シューズ 1万2650円/ハルタ(ハルタ)

プリントTの魅力は、無地Tにはない利便性にもあります。柄があることで視線が分散し、体のラインをぼかしてくれるうえ、薄手の生地でも透け感を気にせず着られる。実用性という点でも、夏のワードローブに欠かせない存在です。

とはいえ、デザインの主張があるぶん、どうしても少年っぽく見えてしまうリスクも。そこでバランスを取るなら、センタークリース入りのスラックスを合わせるのが正解。カジュアルなプリントTに“きちんと感”をプラスすることで、大人にふさわしい洗練された着こなしが完成します。

【ポイント3】大事なのはサイズ感。大きすぎるときは迷わずロールアップを!

プリントTを選ぶときは、デザインに惹かれて手に取ることが多いはず。でも、いざ試着してみると、微妙にサイズ感が合わない…なんてこともありますよね。そんなときは、袖を軽くロールアップするだけでOK。特に、肘まで落ちる長めの袖は、ロールアップすることでシルエットが引き締まり、シャープな印象をつくれます。

トレンドとして袖まくりの波はありますが、それ以上に大切なのは「だらしなく見せない」こと。サイズバランスを整えるだけで、Tシャツスタイル全体の洗練度がぐっと高まります。

【ポイント4】プリントTは“チラ見せ”でもう一段こなれる

▲シャツジャケット 8590円/ザラ(ザラ カスタマーサービス)

プリントTは、ただ1枚で着るだけじゃもったいない。シャツや薄手アウターを重ねて、“チラ見せ”することで、スタイリングに奥行きと遊び心を加えることができます。中でも今の気分にハマるのは、ライトな印象のデニムシャツアウター。カジュアルすぎず、かといってワーク感も強すぎず、プリントTをうまく引き立ててくれます。

さらに、プリントT以外をモノトーンでまとめれば、大人の上品さも自然とアップ。肩の力を抜きつつ、しっかり洒落たレイヤードスタイルを完成させましょう。

【ポイント5】夏の羽織りは開襟シャツがベスト!プリントTと色をリンクさせて洒落感を演出

▲シャツ 9990円/アンフィーロ(オンワード樫山)、Tシャツ 1500円/ユーティー(ユニクロカスタマーセンター)

Tシャツスタイルにひと手間加えたいなら、開襟シャツを羽織るのが正解。ボタンを開けたラフな着こなしで、プリントデザインをほどよく主張できます。さらに、プリントに使われている色とリンクするカラーを選べば、コーディネートに自然な統一感が生まれ、こなれた雰囲気に。

ここ数年人気の開襟シャツは、今季も引き続き注目株。特に、透け感のあるシアー素材や、編み目の表情が新鮮なサマーニット素材なら、真夏でも軽やかに着られて重宝します。一枚持っておけば、Tシャツスタイルに変化をつけたいときの強い味方に。プリントTをもっと自由に、もっと大人っぽく楽しめます。

【ポイント6】パンツとTシャツの色を揃えて、縦ラインを意識!

▲Tシャツ 参考商品/リミタート(ノウン)、シャツ 7990円、スニーカー5990円/ともにザラ(ともにザラ カスタマーサービス)、トラウザーズ 7万8100円/フミヤ ヒラノ ザ トラウザーズ(ノウン)

パンツの色とプリントTのベースカラーを近い色で揃えることで、全体にすっきりとした縦のラインが生まれ、スタイルアップ効果が期待できます。さらに無地×無地ではなく、プリントのあるTシャツを取り入れることで、シンプルすぎず、適度なアクセントもプラス。スタイリングに立体感とメリハリが生まれます。

こうした“色のつながり”を意識するだけで、Tシャツスタイルはぐっと大人っぽく、洗練された印象に。さりげない配色テクニックが、装いに奥行きをもたらしてくれます。

【次ページ】長い夏のお供にプリントTシャツを

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