3. 革靴の延長線上で履ける落ち着いたレザースニーカー
シップス プレス 伊藤 誠さん
ピエーヴェ
「別注カーフレザースニーカー」(2万7500円)
▲シューズ/ピエーヴェ「別注カーフレザースニーカー」2万7500円、ジャケット/サウスウィック ゲート レーベル5万2800円、ニット/ピアチェンツァ × シップス3万3000円、パンツ/サウスウィック ゲート レーベル2万9700円

カッチリしすぎないセットアップをビジネスの場で着る際、注意したいのは足元。ハイテクスニーカーがNGというわけではないですが、ミニマルなレザータイプを選んでおけば間違いありません。伊藤さん曰く「ビジネスシーンでスニーカーを履く場合はブランドを主張するアイテムではなく、パッと見どこのアイテムかわからないくらい控えめなデザインのモノを選ぶよう意識しています」とのこと。

セットアップやスーツに合わせるのであれば、やはりレザースニーカーであれば間違いありません。しかしながらレザーのアイテムは結構重いので長時間歩いていると疲れることも。今回履いているアイテムはカーフレザーなのですが驚くほど軽いんです。せっかくスニーカーをビジネスシーンに持ってきているので、ちゃんと歩きやすいモノを選びたいですよね。デザインだけではなく実用性も考えて選んでいただければと
4. 革靴ライクなスニーカーを足元の引き締め役に
阪急メンズ東京 バイヤー 大林将士さん
フットインダストリー
「GAT OP LEATHER」(3万800円)
▲シューズ/フットインダストリー「GAT OP LEATHER」3万800円、その他本人私物

スエードとスムースレザーを組み合わせた上品な素材感はスーツスタイルに自然に溶け込むうえに、足元を引き締めてくれます。革靴のようなツヤ感がありながらも軽やかに履けるバランスが魅力で、スーツできちんとした雰囲気はキープしつつ程良く抜け感を出したいと思っている人にはまさにうってつけの1足です。

スーツに合わせるならやっぱりレザー素材の黒スニーカーが良いですね。足元が締まって見えますし、それでいてカジュアルすぎない。特に革靴っぽい見た目のものを選ぶとスーツとの相性もグッと良くなります。80〜90年代っぽいクラシックなスーツが好みなのですが、足元は控えめにして品良くまとまるように意識しています。スニーカーでも品を損なわないモノを選ぶ、そのバランスが大事ですね
5. きれいめなデザインと実用的な機能を併せ持つ1足を
AOKI 販売促進部 榎本光希さん
AOKI
「はっ水ニットビズスニーカー」(1万989円)
▲シューズ/AOKI「はっ水ニットビズスニーカー」1万989円、ジャケット/AOKI「パジャマスーツ プレミアムジャージージャケット」1万5290円、Tシャツ/AOKI「バイタリTシャツ」4389円、パンツ/AOKI「パジャマスーツ プレミアムジャージーノータックパンツ」9889円

メダリオンシューズのようなデザインエッセンスをスニーカーに落とし込んだ1足。ドレッシーな見た目に反し、メッシュアッパーなので通気性が高く、それでいて撥水加工も施されているので急な雨でも安心。アウトソール・インソールともにクッション性も持たせているため長時間履いていても疲れにくいのもビジネスパーソンには嬉しい限り。デザイン面・機能面ともに高水準な黒スニーカーです。

AOKIではスーツと合わせるスニーカーとなるときちんと感のあるきれいめな1足をおすすめしています。特に革靴で見られる要素をそのままスニーカーにデザインした今回履いているアイテムはしっかりとスーツに馴染むのではないでしょうか。働き方や天候の変化が激しい昨今なので、撥水加工のニットアッパーやクッション性のあるインソールなど機能面も充実したシューズを選ぶと安心感も違うと思いますね
>> スニーカー最前線2025
<文/山口健壱、手柴太一(&GP) 写真/坂下丈洋>
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