オレがワタシが絶対オススメしたい名作マンガ50作【秋の夜長をDO過ごす?おうちエンタメのススメ】

【完結済みの名作】
“全25巻以上で読み応えたっぷり”

秋の夜長というくらいだし、じっくりと腰を据えて長編作品を読むというのも乙なもの。重厚な世界観で描かれるファンタジーから、史実を元にした歴史モノ、主人公の成長が楽しいスポーツや音楽モノ、中には200巻超えも!

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11. すべてを取り戻す旅の果てに得た答え

『鋼の錬金術師』(荒川 弘/スクウェア・エニックス)※全27巻

小2になる娘と一緒にアニメを観ていますが、やはり原作は圧倒的。ハガレンの何がいいって、そりゃ名セリフの数々に尽きます。この現代社会を生きる上で役に立つ、心を震わせてくれるアツい言葉はいつ読んでも最高です(エディター 相沢さん)

錬金術が科学として存在する世界。人体錬成の禁忌を犯し、兄・エドワードは右腕と左足を、弟・アルフォンスは全身を失ってしまう。すべてを取り戻すため、兄弟は旅を始める。

ⒸHiromu Arakawa/SQUARE ENIX

12. 復讐のために生きる少年の成長そして深き愛

『ヴィンランド・サガ』(幸村 誠/講談社)※全29巻

“真の強さとはなにか”。多くの作品で描かれているテーマだけど、そのどれとも違う。戦闘シーンはもちろん、人間描写も丁寧かつ圧倒的な画力で描かれていて長編なのに読みやすい。強いオジさんがたくさん登場するのも最高!(『GoodsPress』編集長 中山さん)

中世、北欧の最強民族・ヴァイキング。その中でも最強と謳われた戦士の息子・トルフィンは幼くして戦場を生き場所とし、血煙の彼方にある幻の大陸“ヴィンランド”を目指す。

Ⓒ幸村誠/講談社

13. “音が聴こえてくる”バンドマンガの最高峰

『BECK』(ハロルド作石/講談社)※全34巻

“好きな人の好きなものに影響される”なんて、だいたいの入口はそんなもんだと思うんです。あと、音楽をマンガで表現するというのは非常に難しいことのですが、この作品では演奏や歌声がこちら側にしっかり伝わってきます(『アニメージュプラス』編集長 櫻井)

“退屈な日常を変えたい”。そう願っていた平凡な中学生・コユキこと田中幸雄は、ひょんなことから天才ギタリスト・竜介と出会い、ギターと音楽の世界へとのめり込んでいく。

Ⓒハロルド作石/講談社

14. 北の大地を舞台に、黄金を巡る生存競争勃発

『ゴールデンカムイ』(野田サトル/集英社)※全31巻

金塊争奪バトルを軸に、サバイバル・グルメ・サスペンス・ギャグとジャンルごった煮加減が面白く、非常にヒンナヒンナ。ラストスパートの勢いたるや、近年の漫画では一番熱を帯びていたと思うほどで、100点の完結っぷり!(お笑い芸人/おミュータンツ 宮戸さん)

日露戦争で武功を立てた“不死身の杉元”こと杉元佐一は、ある理由から大金を欲して北海道へと渡る。そこで出会うのがアイヌの少女・アシㇼパ。ふたりは莫大な埋蔵金を巡る争いの渦中に。

Ⓒ野田サトル/集英社

15. 人類と巨人の闘いの裏に隠された世界の秘密

『進撃の巨人』(諫山 創/講談社)※全34巻

人類vs巨人! 世界設定・登場人物達に引き込まれ、楽しい日常を挟んだ厳しい現実描写に、読みながら一緒に“生きて”しまう。瓦礫の中で復讐を誓った幼馴染3人の行く先とは…! 一緒に世界の真実を目撃して欲しい(書泉グランデ コミックフロアスタッフ hossyさん)

巨人が支配する世界で人類は巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが、その平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の闘いが始まってしまう。

Ⓒ諫山創/講談社

16. 爛豪華な男達に彩られた、乱世の奸雄の生涯

『蒼天航路』(作画:王欣太、原作・原案:李學仁/講談社)※全36巻

三国志を演義ではなく史実ベースとして描いているので、まず勉強になります。官渡の戦いや赤壁の戦い、呂布と董卓の確執など、教科書で追い切れなかったディテールの数々。魅力的なキャラが縦横無尽に中華を駆け巡ります(『McGuffin』編集長 安藤さん)

三国時代の中国を舞台に、主人公・阿瞞が乱世に己の宿命を見出し、中華の安定と三国統一に向けて、権力の座へ駆け上がっていく。これは後の“乱世の奸雄”曹操の物語である。

Ⓒ王欣太・李學仁/講談社

17. 緻密かつ圧倒的な世界観で語られるSF叙事詩

『イムリ』(三宅乱丈/KADOKAWA)※全26巻

面白いマンガを読んだ後しばらく放心状態になることがありますが、イムリは約1カ月続きました(人生最長記録です)。細かな伏線がすべて収束していくエンディングの美しさに魂が震えます。全人類が読むべき神作品です!(まんがの図書館ガリレオ店長、漫画原作者 三田さん)

奴隷民イコルと支配種族カーマが住む故郷・惑星マージを離れ、原住民イムリが住む惑星ルーンでの研修旅行中に政争に巻き込まれた主人公のデュルク。そこから運命は動き出す。

Ⓒ三宅乱丈/KADOKAWA

18. 絆・努力・成長…日本一泣けるサッカーマンガ

『DAYS』(安田剛士/講談社)※全42巻

ど素人のつくしにみんなが巻き込まれていく青春ストーリー。めちゃくちゃ下手だが努力して、どんどん上手くなっていくつくしから目が離せない。努力は裏切らないって言葉をそのままマンガにしたような作品でとにかく熱い(スタイリスト兼経営者 服部さん)

取り柄のない少年・柄本つくしは、サッカーの天才・風間陣と出会い、名門高校のサッカー部に入部。過酷な環境で努力を続け、やがてチームに欠かせない存在へと成長していく。

Ⓒ安田剛士/講談社

19. 全201巻! どこから読んでも変わらぬ面白さ

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(秋本 治/集英社)※全201巻

時代ごとに両さんのキャラが変わっていくのも見どころ。特に80巻~120巻くらいのトレンドを絡めたエピソードでの“遊びの達人”感はGoods Press読者に刺さるはず。個人的にはスニーカーやジーンズのネタがたまりません(NOHOHON-PRODUCTION エディター TOMMYさん)

東京都葛飾区の亀有公園前派出所に勤務する破天荒な警察官・両津勘吉が個性溢れる仲間たちと共に繰り広げる日常の騒動を(基本)1話完結で描く。コミックは全201巻刊行!

Ⓒ秋本治・アトリエびーだま/集英社

20. 日本一の数寄者、己の欲に忠実に“乙”を知る

『へうげもの』(山田芳裕/講談社)※全25巻

主人公・織部の戦国武将としての出世欲も、数奇者としての美意識への執着も、どちらも全力で抱えながら突き進む姿が人間臭くて好き。顔芸の表現には思わず笑いながらも、その熱量はモノを愛するグッズ読者に刺さるはず(Chillweeb オーナー Tillさん)

信長、秀吉、家康に仕え、戦国の世から慶長年間までを生き抜いた異才の武士・古田織部。武士として茶人として、そして物欲まみれの数寄者として“乙”を求めた生き様を描く。

Ⓒ山田芳裕/講談社

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