【連載中のNEXT名作】
“今から読めば、まだ追いつける”
最後は、現在連載中のタイトルからチョイス。メディアミックスもされている大ヒット作、人気作家の意欲作、各所で話題の注目作が揃い踏み。この10作品を読んでおけば、とりあえずマンガ好きとの話題にも困らないはずだ。
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41. 深く激しく熱く感情を揺さぶる81マスの世界
『3月のライオン』(羽海野チカ/白泉社 『ヤングアニマル』連載中)※既刊18巻 続刊中

高校生という1番多感な時期の天才棋士の話。将棋という題材に、人間の成長や感情の変化、恋愛要素も入れつつ、羽海野チカ先生らしくホッコリしながらも、ピリつくところはピリつく。『ハチミツとクローバー』も大好きだ(スタイリスト兼経営者 服部さん)
家族を事故で失い、深い孤独を抱える高校生のプロ棋士・桐山 零。東京・下町に住む川本家の3姉妹との出会いと交流を通して心を開き、また棋士としても戦いの中で成長していく。
Ⓒ羽海野チカ/白泉社
42. マンガを愛する少女達による令和のまんが道
『これ描いて死ね』(とよ田みのる/小学館 『ゲッサン』連載中)※既刊8巻 続刊中

純粋にマンガを描くことに夢中になり成長していく主人公達が、とよ田先生のマンガ愛たっぷりで描かれ、趣味・仕事など何かに打ち込む我々の初心を呼び起こしてくれる。マンガに限らずすべての創作物好きに必ず刺さります(書泉グランデ コミックフロアスタッフ hossyさん)
伊豆王島に住む安海 相は、マンガが大好きな高校1年生。長年活動休止状態だった、憧れの漫画家が出展すると知って参加したコミティア会場での出会いが、彼女の人生を変える。
Ⓒとよ田みのる/小学館
43. 戦場と化した日本…少女は狙撃銃と生きる
『ミハルの戦場』(原作:濱田轟天、作画:藤本ケンシ/小学館 『マンガワン』連載中)※既刊2巻 続刊中

『平和の国の島崎へ』の濱田轟天が原作なので、武器の描写や戦闘シーンは超本格派。実際の世界情勢を反映させているため、ニュースで流れる現在の惨状と地続きの部分もあり、他人事とは思えないところに恐怖を感じます(『McGuffin』編集長 安藤さん)
3度目の世界大戦により、列強諸国に分割統治されるようになった日本。天才的狙撃技術を持つ少女・ミハルは元狙撃手・ショウと出会い、国命を懸けた戦いへと導かれていくーー。
Ⓒ濱田轟天・藤本ケンシ/小学館
44. 虚構ではなくリアル!? 鬼才が描く“特撮讃歌”
『劇光仮面』(山口貴由/小学館 『ビッグコミックスペリオール』連載中)※既刊7巻 続刊中

「特撮番組に登場するヒーローや怪人が現実に存在したら。そして自分がそうであったら」。誰しもが幼少期に胸に抱いた空想を、『覚悟のススメ』『シグルイ』の山口先生が描く。H×Hの冨樫義博先生も“劇薬”と評した傑作(NOHOHON-PRODUCTION エディター TOMMYさん)
主人公・実相寺二矢はアルバイトで日々を暮らす。ある日、大学時代の特撮サークルの仲間が死去し、実相寺は当時のメンバーと再会を果たす。そこから運命の歯車が動き始める…。
Ⓒ山口貴由/小学館
45. 氷上の世界で、ふたりはメダリストを目指す
『メダリスト』(つるまいかだ/講談社 『アフタヌーン』連載中)※既刊13巻 続刊中

今年放送されたアニメのクオリティが話題になりましたが、原作も素晴らしいです。フィギュアスケートという過酷な世界の中でひたむきに夢を追う主人公たちが最高に熱い! 1話読むごとに涙し、勇気をもらっています!(まんがの図書館ガリレオ店長、漫画原作者 三田さん)
夢破れた青年・司と夢に見放された少女・いのり。誰よりも強いリンクへの執念を持ち、氷上で出会ったふたりは、タッグを組んでフィギュアスケートの世界でメダリストを目指す!
Ⓒつるまいかだ/講談社
46. 北緯64度のランズ・エンドに消えた弟を追う
『北北西に曇と往け』(入江亜季/KADOKAWA)※既刊7巻 続刊中

ページをめくるごとに北欧の風が鼻先を撫でる感覚があるんですよね。いや、オサレに評したいのではなく、ガチでするんですって! 風光明媚なアイスランドの風景と裏腹にサスペンスな内容も、かなりグリグリに好きです(お笑い芸人/おミュータンツ 宮戸さん)
火山と氷河の島・アイスランド。主人公はこの島で探偵業を営み、無機物と会話できる青年・御山 慧。愛犬探しなど日常の依頼をこなす一方で、忽然と姿を消した弟の行方を追う。
Ⓒ入江亜季/KADOKAWA
47. 大と仲間達が、N.YでJAZZ の頂点を目指す!
『BLUE GIANT MOMENTUM』(石塚真一、story:NUMBER8/小学館 『ビッグコミック』連載中)※既刊6巻 続刊中

ご存知『BLUE GIANT』の4シリーズ目。よく“音が聴こえるマンガ”と表現されますが、本当に聴こえます。ストーリー展開的には王道だけれど、それもまた最高。JAZZの知識なしでも伝わる物語の、音楽の熱に惹き込まれます(『GoodsPress』編集長 中山)
『BLUE GIANT EXPLORER』に続き、ついに世界のJAZZの中心地にして最激戦区ニューヨークに辿り着いた主人公・大たち一行。だがそこでは日々の生活もままならない厳しい現実が…。
Ⓒ石塚真一・NUMBER8/小学館
48. 宇宙人・妖怪・都市伝説、その他諸々全部アリ
『ダンダダン』(龍 幸伸/集英社 『少年ジャンプ+』連載中)※既刊21巻 続刊中

ウルトラマンにガンダム、ドラゴンボール、ジョジョなどなど、あの頃の僕らをアツくさせた昭和・平成の名作のオマージュがふんだんに散りばめられているのも見どころ。あなたは「にじゅ~よじかん、たたかーえまっすかー」(エディター 相沢さん)
霊媒師を祖母に持つ女子高生・綾瀬桃と、オカルトマニアの同級生・高倉健。互いに信じる宇宙人と幽霊を証明しようと怪奇スポットへ行ったことから、怪異に巻き込まれていく。
Ⓒ龍幸伸/集英社
49. エロスとバイオレンスの完璧なマリアージュ
『ベアゲルター』(沙村広明/講談社 『月刊少年シリウス』連載中)※既刊7巻 続刊中

“叛逆ずべ公アクション”というキャッチコピーがヤバイですね。色んな姉ちゃんたちが離島でドンパチやってるエログロサスペンスアクションですが、個人的に沙村広明先生に求めている要素がすべて詰まっていて最高です(Chillweeb オーナー Tillさん)
中国の売春街で起きた謎の殺人。それはやがて日本の暴力団内部での現金盗難事件と結びつき、巨大製薬企業の秘密のビジネスが行われる孤島で、危険な女達の修羅場へと発展する。
Ⓒ沙村広明/講談社
50. 中華統一への道を壮大なスケールで描き出す
『キングダム』(原泰久/集英社 『週刊ヤングジャンプ』連載中)※既刊77巻 続刊中

実写映画も大ヒットを記録した王道の人気タイトルなので、ご存じの方も多いと思いますが…今こそ改めて推したい! 熱量、人間ドラマ、戦略の妙――どれを取っても圧巻のひと言。読むたびに心が燃えるのを感じます(『アニメージュプラス』編集長 櫻井)
奴隷の身分から天下の大将軍を目指す少年・信と、秦国の若き王・嬴政。春秋戦国時代末期の中国を舞台に、運命に導かれたふたりが“中華統一”の野望実現に向けて動き出す!
Ⓒ原泰久/集英社
紹介作品には基本的に紙版とデジタル版が存在し、現在はデジタル版のみ購入可能な作品もございます。お探しの際はご留意ください
※2025年11月6日発売「GoodsPress」12月号84-93ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/ NOHOHON-PRODUCTION>
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