アウトドア&防災ギアは軽量コンパクトなポータブル電源に注目【GoodsPress AWARD 2025 ベストバイ大賞】

【ハイパワーファン賞】

■どこでも風を操れる小型ハイパワーファン

CARGO container
「DUAL FUN-M」(8980円)

年々、夏の暑さが増す中で扇風機は不可欠ですよね。そこで今年のキャンプで大活躍してくれたのがこの商品です。1万Ahの大容量バッテリーを搭載しているので、キャンプ中ずっと快適に過ごすことができました(川本さん)

コンパクトなのに1万Ahの大容量バッテリーを搭載。最大風速で約10時間、最小風速なら約45時間の連続使用が可能。4段階の風速調整が可能で、設置場所も選ばない。

▲付属の三脚で立てるほかに、吊るしたり、ハンドルをスタンドにして置いたりと、キャンプサイトのいろいろな場所で使える

【クマ撃退賞】

■クマ出没地域に行く際は念のために

フロンティアーズマン
「マックス ベアスプレー 272ml」(1万3200円)

イベントで熊避けスプレー噴射体験をしたのですが、一般的に言われている5〜7m程度の範囲に引き寄せて使うなんて絶対無理と感じました。こちらの商品は12m先まで届くようになっているので、わずかですが希望が持てます。品薄ですが、モンベルストアでレンタルできるのはうれしいサービスですね(大森さん)

低山登山をしているので、最近目にする熊被害のニュースを見て購入。持っているだけで何となく安心感が高まります(読者投票 P.N.西の空にトンボさん)

アメリカ合衆国環境保護庁(EPA)から熊撃退用スプレーとして認証を得ている。12mの長距離と7〜8秒の長時間の噴射が可能なので、最近増えている熊被害を軽減できる。

【スタイリッシュデザイン賞】

■昔からある七輪を現代的にアップデート

YOKA
「SHICHIRIN++」(1万8920円)

クラウドファンディングで3200万円超の支援を集めたステンレス製の新世代七輪。佇まいが美しいだけでなく、本体のみで着火・消化・再着火が可能で機能的。付属する二段構造の網では、上段と下段で違う食材を焼けます(澤村)

炭を使って、着火に消火、再着火が本体だけで可能な、新しい発想の調理用七輪。本体の空気孔をなくすことで、テーブルの上に置いても灰がこぼれることがなく使える。

▲着火は籠の中に炭を入れ、その下に置いた着火剤に点火。消し炭もそのまま取り出せる

【武骨ギア賞】

■ナタと斧の隙間を埋める美しい造形の1本

TOKYO CRAFTS
「デルタホーク」(1万2980円)

実際にサンプルを使わせていただいたのですが、「斧と鉈のいいとこ取りって中途半端なんじゃないかな」という疑念を払拭するアイテム。耐久性と切れ味も素晴らしく、薪割りからフェザースティックをつくるような細かい作業まで、ひとつで済むので道具もかさばらないです(山田さん)

ナタのように手元でのコントロールがしやすく、斧のように振り下ろして薪割りもできる力強さも備えた、新スタイルの斧。初心者でも無理なく扱えるように、グリップ形状や重心バランスを考えた設計がなされている。

▲グリップの前方を握れば、フルタング構造を活かして、ナタのように使うことができる

※予約販売受付中、2026年4月中旬以降お届け予定

【快眠ギア賞】

■ミズノ史上最高傑作のマットレスが完成

Mizuno
「リフルマットレス900」(8万8000円)

1日15時間以上のデスクワークがデフォルトのため、体がボロボロで毎週末に鍼灸&マッサージを2時間受けていたのですが、このマットレスのおかげで、鍼灸も月1〜2回程度とかなり改善されました。体がケアされて、朝起きた時の違和感も軽減されました※(山田さん)

以前は朝起きたときに体がこわばったような感覚があったのですが、コレに替えてからは毎日、何だかスッキリしています※(P.N.たそがれ煎餅さん)

体各部位の形や可動領域を考慮して、背中や腰、足の部位を6つのゾーンに分けて、体にかかる負担を軽減。高いフィット感と体圧分散性を実現。仰向けでも横向き寝でも、快適な睡眠環境に。車中泊や非常用にも便利!

▲使用しないときは6つ折り、あるいは3つ折りに畳むことができるので、持ち運んで車中泊や避難時でも快適に寝られる

※個人の感想です

【スマート収納賞】

■細かなギアの収納や洗い物入れにも使える

ANOBA
「フォールディングワイヤー バスケット M」(5500円)

評判なので購入しました。テーブルと天板の形状によりますが、バスケットの上に天板を載せれば作業スペースを維持できる上、横からアクセスできてラックとしても優秀。カトラリーが落ちにくいし、水切れしやすくて衛生的なのも◎(大森さん)

底面がメッシュスチールで、側面に1.5cm角のグリッドを配した折り畳み式洗い物カゴ。ワンユニットバーナーテーブルにも対応しているので、吊り下げて食器を入れたり、小物を収納したりすることもできる。

▲本体の重量は約1540gで折り畳むとコンパクトにできるので、スペースを取らずにキャンプ時の持ち運びもラクにできる

【ラクラク持ち運び賞】

■カートリッジとヘッドクッカーをまとめてキャリー

エバニュー
「サーマルポットサック/XG」(3300円)

燃料とクッカーをまとめられる収納ケースですが、食事時にはコジー(保温ケース)に変身。スナップボタンの開閉でサイズや形を調整できるのがミソで、アルファ米のパッケージからクッカー、カップラーメンなどなんでもござれです!(大森さん)

110サイズのガスカートリッジとストーブヘッド、クッカーなどキャンプ時に必要なものをまとめて収納、持ち運びができる専用ケース。収納時の高さが縦に調整できるので、110サイズのOD缶が入る縦型ポットも収納可能。

▲内側にアルミシートを配していて、サック自体は軽量。サイズを調整できるので、中身が動くこともない

【驚きの浄水力賞】

■災害の断水時でも川や湖から安全に水を確保

モンベル
「ウォーターフィルター」(6600円)

ポータブル浄水器はさまざまなメーカーから登場しているが、これまで特定層以外にはあまり知られていなかった。モンベルから登場したことで広く知られ、災害時に水の確保が自分でできる人が増えるといいなと思います(澤村)

携行性に優れたポータブル浄水器。ペットボトルに取り付けることが可能で、容器を絞ることで浄水できる。飲み口キャップを取り付けると、ろ過された水を直接飲むこともできるので緊急の場合も便利!

▲ペットボトルだけでなく別売されている、同社のフレックスウォーターパックに取り付けることも可能

>> 特集【GoodsPress AWARD 2025 ベストバイ大賞】

※2025年12月5日発売「GoodsPress」1月2月合併号82-85ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/松尾直俊>

 

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