スマホ決済時にお金をチャージして支払うまでの流れを解説

【これからはじめるスマホ決済③】

スマホ決済に慣れるには、実際に使ってみることが重要です。前回、前々回ではスマホ決済の概要について解説してきたので、今回はそれを踏まえて実際に決済をするまでの流れを確認していきましょう。

具体的には、チャージなどの支払い方法を確認したうえで、店頭での支払い手順をシミュレーションしてみます。

【特集 これから始めるスマホ決済】
第1回 〇〇Payだけじゃない。いまさら聞けない「スマホ決済」の仕組みを知ろう
第2回 「iD」「QUICPay」と「Suica」「nanaco」の違いって? ポストペイを知れば「スマホ決済」がより分かる
第3回 スマホ決済時にお金をチャージして支払うまでの流れを解説
第4回 公共料金、税金、Amazonの支払い、個人間送金など「スマホ決済」でできることとは
第5回 「スマホ決済」の還元キャンペーンや割引情報を確認してお得に利用する

 

■どうやってチャージを行う?

プリペイド式の決済手段を利用する場合には、支払い前にチャージが必要になります(ポストペイ式の場合には、支払い方法として基本的にクレジットカードの登録が必要です)。

こうした支払い手段は、決済サービスによっても対応状況が異なります。ただし、基本的には、クレジットカードや銀行口座からのチャージなどが主な支払い手段になります。

プリペイド式のスマホ決済アプリで、残高をチャージする方法の図解

▲プリペイド式のスマホ決済アプリに残高をチャージする方法としては、主に①携帯料金合算支払い、②銀行口座からのチャージ、③クレジットカードなどを使ったチャージ、④ポイントや指定サービスの売り上げなどを残高に変換してのチャージ、⑤現金を使ったチャージなどが挙げられる。現金からのチャージに関しては、専用のリーダーや二次元コードの読み取りなどが必要になるため、できる場所はATMやレジ、駅の券売機などサービスごとに限定される

一方、携帯電話会社が関わってるサービスでは携帯料金合算支払いが利用できることが多いです。また、関連サービスのポイントを決済サービスの残高に変換できることもあります。ATMやレジなどで現金を使ってチャージができる場合もあります。例えば、銀行口座やクレジットカードが無いなどの特殊な事情がある場合には、こうした支払い方法も活用できると覚えておきましょう。

サービスごとのチャージ方法の概要をまとめた表組

▲主なスマホ決済サービスを比較してみると、携帯料金の合算支払いや、クレジットカードの利用可否などが異なるポイントだ。ただし、対応している銀行やカードの種類、ポイントの種類など、細かい部分の違いはたくさんあることは留意したい

例えば、「d払い」「au PAY」「PayPay」では、クレジットカード、銀行口座、ATMからのチャージ、携帯料金合算払いなどに対応します。ポイントを使ったチャージは、サービスごとに連携しているポイントが異なりますが、可能です(d払いはdポイント、au PAYはPontaポイント、PayPayはPayPayポイントなど)。一方、楽天ペイもキャリア系の決済サービスではありますが、こちらは合算払いが利用できません。

また、「LINE Pay」や「メルペイ」のように、大部分のクレジットカードのチャージが対応しておらず、銀行口座やATMからのチャージなどが主なチャージ方法なる決済サービスもあります。

 

【次ページ】どうやってチャージするのか

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