主翼を差し替え可能にプチ改造!機体塗装もスタートです!【達人のプラモ術<フェアリーガネット>】

■エンジンカウルの取り着け

ガネットMk.1(対潜哨戒機)は「アームストロング・シドレー ダブルマンバ ASMD.1ターボプロップ(2950馬力)」を搭載しています。エンジンパワーがあるので、大型のプロペラ機にしては最高速も499Km/h出せます。

キットは特徴的なインテーク周りのみで、エンジンは再現していませんが、2パーツでの構成ながらインテーク奥のディテールなどもよく再現されています。

インテーク部分は組み上げてしまうと塗装がやりづらいので、先に機体下面色で塗装しておきます。

またカウリング自体は精度もよろしく、機体側とピタリと合わせられるのですが、接合面がどうしてもパネルラインと比較して太く見えるので、溶きパテ流し込みで修正しました。

▲特徴的なインテークは2パーツで構成される

▲2パーツ構成のカウリング。インテークダクト内は組む前に塗装しておく

▲正面から見たカウリング(塗装後)。特徴的なインテークダクトがよく再現されている

▲胴体とカウリングの接着線(矢印の部分)が太く目立ったので、溶きパテを使い機体のパネルラインと違和感のないように修正している

 

■塗装スタート!まずは機体にシェード(影色)塗装を入れていく

胴体と主翼が2組(展開状態と折りたたみ状態)、水平尾翼などを組み上げたら、グレーサーフェイサーで下地を整え、主翼の前縁や胴体上面の接着面などをチェック。問題がなければそれぞれを塗装していきます。

まずはパネルラインに沿ってシェード塗装(セミグロスブラック)を入れていきます。ガネットの塗装は上面がエクストラ・ダークシーグレー、機体側面から下面がダックエッググリーン(スカイ)の2色迷彩で、英国機好きにはお馴染みのペンギンカラーとなります。

▲ガネットの塗装は上面がエクストラ・ダークシーグレー、機体側面から下面がダックエッググリーン(スカイ)の2色迷彩。部隊によって白と黒のインベイジョンストライプが入る

▲グレーサーフェイサーによる下地塗装が完了した機体。カウリング周りはサンディングしたのでサフが取れている

▲2組の主翼とフラップ類もサフで下地塗装

▲サーフェイサーの乾燥後、セミグラスブラックで機体のパネルラインと凸部分にシェード塗装を入れていく

▲シェード塗装が完了した胴体と折りたたみ状態の主翼

▲広げた主翼にもシェードの黒を入れていく

 

【次ページ】本塗装の前に調色

この記事のタイトルとURLをコピーする