■意外と大変、インベイジョンストライプの塗装
機体の基本塗装の後、胴体と主翼にインベイジョンストライプを塗装していきます。
付属の塗装図には1/48スケールでの白と黒のストライプの幅が記載されており、ありがたいのですが、マスキングは結構大変です。特に胴体は曲面となるので、6.4mmと指定されている黒の線2本を平行に塗り分けるのが思いのほか大変なんです。
作例の塗装は、ノギスで平行を出したつもりでしたが、微妙にズレてしまったので、白と黒の線が平行に、また同じ幅になるように何度か修正を加えています。
さらに、ガネットのインベイジョンストライプはコードレター(機体番号)を避けて入れられているので、その部分をマスキングしておく必要があります。
▲胴体のストライプはコードレターとラウンデル(国籍マーク)を避けて描かれているで、マスキングテープにデカールを写し取ったものを貼り込んだ後の塗装となる
▲胴体のストライプは、まず白を32mm幅で塗装。乾燥後に6.4mm幅にカットしたテープで白部分をマスキングして黒を塗装する。しかし垂直尾翼付け根から胴体にかけては微妙な曲線で構成されていて、どうしてもマスキングテープが歪むため、線の幅を正確にかつ平行を出すのが難しい
▲マスキングでストライプの平行を出すのに苦労しつつも、黒を塗装。この際も、塗り分けの段差の原因となるので塗装が厚塗りならないよう注意すること
▲マスキングテープを剥がして、インベイジョンストライプの塗り分け完成!と言いたいところだが、白ラインと黒ラインが微妙に平行になっていないので修正が必要
■あると便利なデジタルノギス
今回、マスキングテープの切り出しや曲面への貼り込みに際して重宝したのがデジタルノギスです。曲面でも幅を正確に測れるので、今回のような作業にはオススメです。ホビー用ならば価格も1000円前後のもので充分です。
▲展開状態の主翼を塗装。胴体と同様に白→マスキング→黒の順でストライプを描いていく
▲曲面にマスキングテープを貼る際に、目測ではどうしても平行が出しにくい。デジタルノギスを使えば正確に作業が進められる
▲だいぶ以前に通販サイトで購入したままツールの中で埃をかぶっていたデジタルノギス
▲インベイジョンストライプの塗装が完了した展開状態の主翼上面
▲主翼下面の中央が切れているのはコードレーターが入るため。このあと折りたたんだ状態の主翼にも同じようにストライプを塗装していく
▲修正塗装も済ませて、胴体と展開状態の主翼のインベイジョンストライプの塗装が完了
▲伸ばした主翼は、インベイジョンストライプの塗装した後、ファウラーフラップを下げた状態で取り付けている
▲折りたたみ状態の主翼パーツのマスキングテープを剥がしていく。塗料が厚塗りだと塗り分け部分に段差がつき、またテープをはがす際にエッジが欠けることがあるので要注意
▲折りたたみ状態の主翼も同様にインベイジョンストライプを入れていく。主翼が2組で、当然ながら作業量2倍となるのでストライプの塗装だけで半日費やしている






































