【ビジネスファッション裏技事典】
スーツだけでなく、ジャケパン、セットアップとビジネスファッションがどんどん多様化する昨今。それ故、「何をどんな風に着こなせばいいのかわからない(汗)」というおしゃれ迷子が増えている模様。そこで、さまざまなファッションメディアで活動するエディターが、その悩みを解決するビジネスファッションの裏技を伝授します。
Q. 「朝、出かけようと思ったらザーザー降りの雨。水に強くて手入れも楽ちんな雨の日用シューズが知りたいです」K.Fさん(32歳)
A. 革靴っぽく見えるのに実はアッパーがゴムでできたラバーシューズがおすすめです!
雨の日の通勤や外出で1番気になるのが「靴」。革靴にとって水は大敵ですし、スニーカーも乾かすのに時間がかかります。梅雨が明けても台風やゲリラ豪雨などもあり、雨への備えは欠かせません。
そこでおすすめしたいのがラバーシューズです。その名の通りアッパーがゴムでできているので防水性は言わずもがな。イージーケア性もポイントで、乾いた布で水滴をサッと拭きとるだけ、と簡単です。
■ビジネスで使うならスマート顔のラバーシューズで

ただ、ラバーシューズと聞くと「会社に履いて行くのはちょっと…」「スーツとの相性が不安…」と二の足を踏む人も少なくないのでは? ところが、近年は高まる雨の日用シューズのニーズに応えるべく、さまざまなブランドがビジネスシーンにも対応するスマート顔のラバーシューズをリリースしているんです。
例えば、大手スーツブランドのオンリーが作った上の写真のアイテム。パッと見、まさにトレンドど真ん中のUチップのシューズですが、よく見るとアッパーがすべてラバーでできています。
■「革靴見え」するこだわりのディテールに注目

アッパーはゴム製なのに質感はマットで風合いもまるでレザーのよう。おまけにステッチやアッパーとソールの継ぎ目までもが再現されています。オンリーの担当者によれば、職場で丸1日履いていてもラバーシューズだと見破られたことはないそう。

もちろんアウトソールもラバー製。急な雨どころか水溜まりだって難なく歩けます。最近は晴雨兼用の防水ビジネスシューズも登場していますが、これから増えてくるであろう強烈なゲリラ豪雨に対応するために1足は“ゴム長感覚”で履けるラバーシューズを備えておくのが安心です。
■3つのツボを押さえればスーツとの相性も◎

ラバーシューズの選択肢はほかにもいろいろ。ただ、ビジネスシーンで使うなら「メリハリのあるすっきりフォルム」「レザーに見えるマットな質感」「主張しすぎない黒かダークブラウン」の3点を押さえるのがポイントです。オン・オフ兼用できる汎用性の高さや水の入りにくさを考えるとブーツタイプもおすすめです。
こうしたツボを押さえたラバーシューズならスーツやジャケパンに合わせても違和感はありませんし、なんなら休日にデニムやチノパンに合わせることも可能です。雨を気にする必要がなくてケアもイージー。おまけに見た目もカッコいい。こんなラバーシューズがあれば雨の日の足取りも軽くなるかもしれません。
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