最新世代のiPhoneのなかからコストパフォーマンス重視で選ぶならば、おそらく「iPhone 17」一択でしょう。しかし、旧世代の「iPhone 16」や、廉価モデルの「iPhone 16e」など、併売の選択肢にまで視野を広げると、もっと安価に済ませることも可能です。最新世代とその他モデルの違いはどこにあるのでしょうか。
そこで本稿では、機種変更の際に、iPhone 17にすべきか、従来モデルでも大丈夫かを見極めるポイントについて考えてみます。
■eSIMになっても問題ないか
まず、重大な違いとして最新世代のiPhone 17は、物理的なSIM(シム)カードが利用できず、eSIM(イーシム)にしか対応していない、いわゆる“eSIMオンリー”な仕様の端末です。サブブランド・オンライン専用ブランドを含むMNOの主要通信プランや、多くのMVNOの通信プランでは、eSIMがサポートされていますが、MVNOのなかにはeSIMに未対応な通信プランもあります。運用を想定している通信事業者・通信プランでeSIMへの変換が可能かどうか、あらかじめチェックしておきましょう。
▲たとえば「OCN モバイル ONE」ではeSIMを利用できない(画像出典:OCN モバイル ONE公式サイト[https://oshirase.ocn.ne.jp/202500038])
また、海外旅行先でトラベル用のSIMカードを購入して利用したい場合や、Androidスマホやタブレットとの2台持ちなどで、SIMカードの抜き差しを頻繁に行いたい場合などには、eSIM化することで不便が発生することもあるかも。最新世代だからといってiPhone 17にすると、後悔する可能性もあるので、事前の吟味はお忘れなく。
「まだ、eSIMにするのはちょっと…」と抵抗がある場合には、旧世代のiPhone 16や、廉価のiPhone 16eが狙い目です。
■カラーバリエーションにこだわりがあるか
3機種では本体仕上げのカラーバリエーションに差があります。iPhone 17とiPhone 16はそれぞれ5色ずつの展開。一方、iPhone 16eは白黒の2色のみです。自宅では保護ケースなしで使いたかったり、クリアケースやバンパーなどを駆使して、本体の色味を楽しみたいという場合には、こうした違いも抑えておきましょう。
▲Apple「iPhoneのモデルを比較する」サイト画面より(https://www.apple.com/jp/iphone/compare/?modelList=iphone-16e,iphone-16,iphone-17)
とはいえ、保護ケースを装着する場合には、カラーバリエーションはさほど意識せずに済む部分でもあります。「ホワイト」「ブラック」の2色でも問題ないという場合には、iPhone 16eも候補に入れて問題ありません。
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