バイクモデルはなぜ楽しいのか?元祖Ninjaを製作【達人のプラモ術<カワサキGPZ900R>】

■アンダーカウルは好みで装着可能

キットはアンダーカウルを装着したフルカウル仕様となっていますが、カウルは着脱可能なのでアッパーカウルのみでのスタイルも再現もできます。

▲フルカウル仕様。これはこれでカッコ良い。フロントカウルをはじめタンクやシート、シートカウルは取り外し可能

▲アンダーカウルを外した状態。ラジエターをはじめエキパイやエンジン周りが良く見えていい感じだ

あくまでも個人的な好みですが、アンダーカウルを装着すると、どうしてもフロント周りがもっさりした印象になり、エンジンが見えなくなってしまうので、アッパーカウルのみ仕様をオススメしたいです。あと塗装ではないのですが、キットではフロントサスのインナーチューブ、ヘッドライト鏡面、ミラー鏡面がメッキパーツとなっているのですが、インナーチューブのみメッキを落としてミラーフィニッシュシートに置き換えています。

▲塗装まで済ませたアッパーカウルとフレーム本体に取り付けるカウルフレーム。ライトは内側がメッキパーツとなっている

ちなみに、作りたいであろう『トップガン』仕様ですが、劇中に登場するのは1985年にマイナーチェンジされた北米仕様のA2なので、厳密に言えばA1と比べてハンドルが高く、ステップも前方にセットされています。ただ、1/12スケールだとほとんど違いは分からないので、劇中使用の製作はオススメです。カウルに貼られたステッカー類は自前で調達しなくちゃいけませんが、ありがたいことにデカールは数社から発売されています。

DEF.MODEL(デフモデル)
「1/12シリーズデカール ムービーコレクションNo.4」(1000円前後)
※本来はアオシマ1/12 GPZ900R用ですが、今回製作したハセガワのキットにも問題なく使えます。

 

■カワサキといったらライムグリーン!

作例は指定のファイヤークラッカーレッド×メタリックグレーストーン仕様で塗装したいますが、当初はA2(南アフリカ仕様)で採用されたライムグリーン×ポーラホワイトで仕上げようと考えていました。

折しもMr.カラーからKAWASAKIライムグリーンが発売されたこともあり「カワサキのバイクっつったらライムグリーン!」でイケイケ気分だったのですが、タンクに入るKAWASAKIのロゴやストライプ等のグラフィックが違うんですね。アオシマからはA2仕様のデカールが入ったキットが出ているんですが…。ハセガワからのA2仕様デカールの販売を期待したいですね。

※キットには使用しないパーツとしてA2(南アフリカ仕様)に装着されているのサイドリフレクターパーツが入っているので、発売の可能性は大です! 楽しみに待ちましょう。

▲「GPZ900R(A2)」1985年に発売されたモデル。ライムグリーンは南アフリカ仕様のみ

▲G.S.Iクレオス「Mr.カラー KAWASAKIライムグリーン」(418円)

 

■作例解説

▲外装パーツを取り付けていない状態でも実車の雰囲気満点だ

▲タンクを取り付けた状態

▲リアルなメーター周り。メーターはデカールで再現されているが、上から光硬化のクリア樹脂でガラス面を再現してみた

▲完成後はほとんど見えなくなってしまうが、ドライブチェーンは左右2分割としたことでコマの間が抜けており、スプロケットの歯がちゃんと噛み合うようになっている。ナンバープレートは0~9の数字を組み合わせて好みのナンバーで仕上げることもできる。作例は付属の神戸ナンバーをチョイス。川崎重工のバイク生産拠点は兵庫県明石市

▲サイドカバーとシートカウル、シートを組んだ状態。それぞれのパーツは完成後も取り外すことが可能だ

▲アッパーカウルと、アンダーカウルを取り付けて完成! スタンドはサイドスタンドとメインスタンドの選択式。作例ではサイドスタンドを選択して組んでいる

▲水冷インライン4エンジンを搭載した大柄な車体ではあるが、シートは内股部分がそぎ落とされた形状なので足つきは良かった。キットはシート形状も正確に再現している

▲ボリューム感あふれるフロント周り。マフラーはエキパイと併せてカスタム化することが多かった。ハセガワにはぜひマフラーなどのカスタムパーツもリリースして欲しい

▲実車のファイヤークラッカーレッドはややオレンジ味のある「Mr.カラー モンザレッド」が指定されているが(確かに実車に近い色)、作例は個人的な好みから、より深みのあるフィニッシャーズカラーの「リッチレッド」で塗装している

 

■GPZ900Rの製作まとめ

久方ぶりのバイクということもあり、正直かなり苦労させられましたが、キットは実車のディテールを細部まで再現されており、またハセガワの最新バイクキットということもあるため、組みやすさを考慮されたモデルだと思います。

そしてやはりNinjaとなれば、『トップガン』に登場するマーベリックの愛車を作りたい! という方も多いのでは。ぜひチャレンジしてみてください。特にバイク乗りには作ってもらいたいバイクキットではあります。

さて次回はどんなモデルを作りましょうか。お楽しみに!

>> [連載]達人のプラモ術

<製作・写真・文/長谷川迷人>

 

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