【知識】知らなかった!テントで正しい「ペグ」の打ち方

1.ペグの打ち方

まずは基本中の基本、打ち方から。

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ガイライン(張り綱)は、対面と直線になるように延ばし、ペグで地面に固定する。

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ガイラインとペグの角度は直角(90度)に。ペグは、テントと逆の方向に地面と60度の角度になるように傾ける。できれば、ガイラインがより地面に近いところになるまで打ち込みたい。

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ペグを打つときは、必ずペグに向かって真っ直ぐ打つようにする。そうしないと、素材がアルミの場合は簡単に曲がってしまう。

2.ペグの種類

ペグはできれば設営場所の地面の硬さに応じて使い分けたい。ただし、表面はやわらかくても中に石が多く、途中から急に刺さらなくなるといったことも起こりうる。

またツーリングやトレッキングなど極力荷物を軽くしたい時は、スチールより軽いアルミ製にするなど、選ぶペグも変わってくるはずだ。それぞれの特徴を知り、地面を想定して数種類は持っていきたい。

ただ、基本的に薄いものは形に限らず曲りやすく、アルミ製は軽量だが力の掛け方に注意しないと曲がるため、注意が必要だ。

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左から、鍛造ペグ、ネイルペグ、プラペグ、ピンペグ、V字ペグ、Y字ペグ、スティックペグ、ペグハンマー。


プラペグ
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◯長所
芝生や水場の近くといったやわらかい場所に強い
▲短所
砂利が敷いてあるような硬い場所だと刺さりにくい

プラスチック製で、テントやタープに付属している場合が多い。T字型で接地面が広いため、一度刺さると抜けづらい。打ち込むハンマーは、ペグを破壊しないために、できればプラスチックやゴム製を使いたい。


ネイルペグ
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◯長所
硬い場所にも強い万能型
▲短所
プラスチックのフック部分が破損しやすい

スチール製の釘にプラスチックのフックが付いたような形をしている。強度はあるので、まっすぐハンマーで打ち込めば、硬い地面にも難なく刺さっていく。値段も安く使い勝手は抜群だが、抜くときに気を付けないと、フック部分が壊れることが多い。


ピンペグ
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◯長所
地面が硬くても比較的刺さりやすい
▲短所
アルミ製の場合、無理に打つと曲がりやすい

プラペグと同じく付属品としてテントやタープに付いている場合が多い。素材はさまざまで、スチール製の場合は貫通力が高く万能。アルミ製は軽いが曲がりやすいため、慎重に打つ必要がある。また、フック部分がほぼ円形になっているモノもあるが、ある程度開いているモノの方が、輪にしたガイラインを引っ掛けやすい。打ち込む際にまっすぐ力を掛けないと、曲げてしまうことが多い点も注意が必要だ。


スティックペグ
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◯長所
軽くて強度もあるので荷物を軽くできる
▲短所
フック部分が浅い場合が多い

シンプルな構造で素材によってはウルトラライトにもなるスティックペグ。素材は軽さを追い求め、カーボン、チタン、アルミなどを使ったものが多い。円柱形よりも角柱形の方が強く、接地面も広くなるので抜けづらくなる。


V字ペグ
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◯長所
打ち込みやすく抜きやすい。湿った場所にも強い
▲短所
抜いた後に付着した土を取り除く手間がかかる

スチール製もしくはアルミ製が多い。接地面が広いため、やわらかい場所でも抜けづらく、湿った場所にも比較的強い。重ねておけるので、保管もしやすい。抜いた後に土が着いてくることが多いので、きちんと土を落としてから保管しよう。また、ペグに穴が空いている場合は、紐を通しておけば抜くときに便利だ。


Y字ペグ
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◯長所
曲がりづらく抜けにくい
▲短所
特になし(モノによっては土が付着しやすい)

ペグを上から見たときにYになっていることから、このように呼ばれる。他にもT字などがある。柔らかい芝生から硬い砂利場まで、どこでも使える万能ペグで、構造上曲がりづらく、また接地面も広いため抜けにくい。これも抜いた時に土が着いてくることがある。


鍛造ペグ
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◯長所
曲がることが滅多にない強度と抜群の貫通力
▲短所
とにかく重い

鋼材を高熱処理しプレス、電着塗装を施した最強のペグ。スノーピーク「ソリッドステーク」とエリッゼ「エリッゼステーク」が有名。円柱形なのでやわらかい場所には弱いが、それ以外の場所であれば、どんな硬いところにもグイグイと突き刺さり、下手な石などは砕くほどの強さを誇る。たとえ曲がっても、叩けば直る質実剛健なペグだ。

(文・写真/エンドウヒデカズ)

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