■片手で持ち運べるサイズ感がいい
バルミューダといえば、技術力はもちろん、デザイン性の高さが世間でも評価されている家電メーカー。実際には、毎回2000ほどのデザイン案の中から選んでいるそうです。「家電は人が中心となるものなので、過度に美しくあってはならず、かっこよすぎてもいけない」と話すのは、寺尾玄社長。あくまでも、全体像を決めてから、細部をデザインすることにこだわっています。
▲バルミューダの寺尾玄社長。同社は2003年に創業し、2018年には売上が111.6億円になるほどの急成長を遂げている
そんな同社の新製品「GreenFan C2」も他のプロダクトと同様、とにかくシンプルなデザインです。このころんとしたデザインのモチーフとなったのは、『スターウォーズ』に出てくるロボットの「R2-D2」。そう言われて見ると、台座とダクトファンのバランス感が似ています。
▲サイズは幅320×奥行き230×高さ340mm。重さは約3.0kg。消費電力は最大26W
主張しすぎないデザインなので、これならどんな部屋においても違和感がなさそう。現在はホワイトのみですが、今後は他のカラーも展開されるかもしれませんね。
▲サーキュレーターは冷房の季節だけでなく暖房の冬場にも使うので、1年を通して使えるデザインは重要
バルミューダの存在を世間が知るきっかけになった「The GreenFan」は扇風機。また、最大15m先の空気まで動かすサーキュレーター「GreenFan Crip」もすでにラインナップされている中で、今回の「GreenFan C2」は“コンパクトサーキュレーター”という立ち位置のようです。
▲「GreenFan C2」は多機能なのが特徴。ただし、コンパクトな分、対応畳数は20畳となっている
自宅はエアコンが寝室にしかないため、その空気をリビング、台所に回す必要がありまして…。「GreenFan C2」なら、普段は寝室でサーキュレーターとして使い、台所で料理をして暑くなったら扇風機としても活躍してくれそう。さらに、部屋干しの衣類をリビングですばやく乾かす場合にも使いたいので、手軽に持ち運べるサイズ感はまさに理想的です。
▲服の乾きがいまいちなときに活躍してくれる
また、別売りの「Battery&Dock」を組み合わせることで、コードレスでの使用が可能になります。充電時間は8時間、最大駆動時間は22時間。付属のドックの上に本体を置くだけで充電が開始する仕様で、「置き場所に縛られない」というのは、数あるサーキュレーターを選ぶうえで大きな強みになりそうです。
























