■Pixel Watchは、Fitbitのヘルスケア機能を搭載!
Google初のスマートウォッチは、直径41mmの円形の文字盤を採用。こんもりとドーム状に丸く、一般的な腕時計とは異なり、カジュアルかつ未来感のあるデザイン。サイズはこのサイズのみで、腕が太めの人が着けると小さくかわいらしく、腕が細い人が巻くと、しっかり存在感を強調しそうです。
▲直径41mmの丸い文字盤で、男女どちらの腕にも合いそう
▲有機ELディスプレイを搭載し、画面の視認性は良好。タッチレスポンスも軽快
Wear OS by Google(Wear OS 3.5)を搭載し、Android 8.0以降のスマホとペアリングして利用可能。Apple WatchがiPhoneでしか使えないように、Pixel WatchもAndroidスマホでしか使えません。
Googleは2021年にFitbitを買収しましたが、Pixel WatchはFitbitのヘルスケア&フィットネス機能がまるごと搭載されていることも特徴。正確さを向上させたという心拍数測定機能、血中酸素レベルの測定、睡眠のモニタリングおよび解析する機能などに加えて、40種類以上のエクサイズモードも搭載しています。なお、アメリカで発売されるモデルにはECG(心電図)機能が搭載されていますが、日本版では使えません。Googleによると「今後使えるように努力を続けていきたい」とのことなので、今後のアップデートに期待したいところ。
▲測定した健康指数とワークアウトのデータは「Fitbit」アプリで管理できる。従来、Fitbitのデバイスを使っていた人は、同じアカウントでログインしてデータを引き継げる
Googleの多彩なアプリを利用でき、Google Playストアから使いたいアプリを入手することも可能。Google Payに対応し、日本では「Suica」を使えることも発表されました。通信機能がBluetoothとWi-Fiのみのモデルに加えて、スマホがそばになくても使える4G LTEモデルも発売されます。
▲「Suica」が使えることが発表されると、会場が沸いた
▲Pixel Watchにインストールした「Suica」で買い物をするデモンストレーションが披露された
▲Googleアプリとの親和性が高いこともPixel Watchの優位性
ケースはステンレス製で3色から選べて、購入時には、それぞれの色に合うアクティブバンドが付いています。多彩な素材やデザインのバンドを追加で購入できるので、自分の利用シーンやファッションに合ったカスタマイズも楽しめます。
▲これら4つの組み合わせパターンで発売される。アクションバンドは耐熱・耐油性に優れるフルオロエラストマー製
▲素材が異なる多彩な交換バンドを用意。これらはその一部
▲バンドはカチッとはめて、文字盤の円に沿って少し回して固定できる
Google Pixel Watchは初号機ながら完成度は高く、タッチレスポンスもよく、サイドボタンで素早く画面を切り替えたりすることも可能。電池は最大24時間持つとのことですが、これは実際に使ってから評価したいところです。
>> Google Pixel
<取材・文/村元正剛(ゴーズ)>

村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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